東京・大阪・名古屋の営業代行なら営業コンサルティング会社、株式会社アイランド・ブレイン
2016.06.14
パブリシティ
新分野でものづくりを
「営業ベタ」企業 墨田区支援
※今年度は7社
コンサルティング会社の担当者と打ち合わせをする松村昌幸社長(右) (13日、墨田区立花の吾嬬製作所で)
墨田区は、医療や介護、航空などの新分野へ挑戦するものづくり企業を後押しする「新分野参入人材育成支援事業」を今月から開始した。区が委託した営業コンサルティング会社が、区内の中小企業の持つ技術を生かした新規事業への参入を手伝う。区は「技術はあるのに〝営業ベタ〟な企業に新たな道をひらきたい」としている。
同事業は、新分野への参入に意欲のある区内の中小企業を対象に、コンサル会社が営業計画の作成や、販路開拓などを9か月間にわたってサポートするもの。区の公募で、今年度はプラスチック製品製造業や精密金属部品加工業など7社が対象となった。
新規参入のサポートをするのは、区が委託した名古屋市のコンサル会社「アイランド・ブレイン」。現在の取引内容や競合他社の状況、強みとなる技術などを企業から聞き取り、新規参入に適した分野を提案する。企業と共に営業活動も行い、営業ノウハウを指導する狙いもある。
13日には、サポートの対象となった墨田区立花、プラスチック成形会社「吾嬬製作所」の松村昌幸社長(42)がア社の担当者と面談。製作所の持つ技術などの聞き取りを受けた。松村社長は「信頼できるパートナーとなりそうだ。うちの成形技術を新たな分野でも生かせれば」と話す。
同区の町工場は年々減少しており、区産業経済課の中山賢治課長は「区を挙げて新分野への挑戦を応援し、一つでも多く成功例を作ることで波及効果を生み出したい」としている。