社会に大きなインパクトを与える若手起業家。
若くして年収億超えという記事を度々目にして華々しいイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、それはあくまで表面的な部分であり、大多数の人はあまり稼げていないという声も耳にしますよね。
ぶっちゃけ若手起業家は平均してどれくらい稼いでいるのでしょうか?
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若手起業家の平均年収は?サラリーマンの平均年収と比較してみた
まずはサラリーマンの平均年収から見ていきましょう。
国税庁の調査では、サラリーマン全体の平均給与は約436万円とされています。
若手(20〜29歳)に限って言えば約317万円です。
続いて起業家の平均年収ですが、公的機関などは起業家の収入に関する調査を行っていないのか、詳細なデータは確認できませんでした。
そのためあくまで概算になりますが、日本政策金融公庫の調査内容などから計算したところ、起業家の平均年収は300〜420万円、若手起業家(20〜29歳)は300万円前後ではないかと思われます。
サラリーマンと若手起業家の違い3つ
年収以外にもサラリーマンと若手起業家では大きな違いが3つあります。
違いについて理解し、実際に起業したときのイメージに役立ててください。
労働時間
サラリーマンの平均勤務時間は8〜10時間です。月の残業時間は45時間までと法律で定められている以上、働きたくても働けません。一方で、若手起業家は事業主に該当しますから労働基準法が適用されません。
労働時間の制約がないことや、やることが膨大にあることから10時間以上働いている方も多いです。
参考までに有名な起業家が若手時代に働いていた時間をご紹介すると、サイバーエージェント株式会社の藤田晋社長は毎日15時間、最年少上場記録を塗り替えた村上社長は17時間働いていた時期もあったそうです。
寝る間も惜しんで働くとはまさにこのことですね。
仕事への満足度
日本政策金融公庫の新規開業調査によると、起業家の約7割以上が開業に満足していると回答しています。
過半数の人が開業に満足している理由としては、仕事のやりがいや自分の能力を発揮することから生じる自己効力感、仕事の裁量が大きく自由度が高いことなどが考えられます。
仕事の内容
サラリーマンの業務内容は職種ごとに割り当てられた範囲に留まりますが、起業家の業務範囲は膨大です。
本業の仕事以外にも、人材管理や経理、法務などたくさんの事務作業もこなす必要があります。
従業員を雇用すればある程度負担は軽減されますが、個人事業主は外注しない限りすべて自分でこなすことになります。
本業をしながら開業する人も増えている!
興味深いのは起業した業務のみで生計を立てている人が起業家全体の約4割を占めるという新規開業白書のデータです。
本業が軌道に乗って売り上げが安定するまではリスク回避のために、給与所得などで安定した収入を確保している方が多いことが読み取れます。
副業が浸透しつつあることもあり、今後は自分のやりたい仕事(本業)を維持するために副業で稼ぐ「パラレルキャリア」という生き方をする人も増えていくのではないでしょうか。
起業する前に考えておきたいこと
仕事は生きていく上でも大変重要な要素です。資本主義の世の中ではお金がないと生きていけませんから、どうしても収入に意識が偏りがちです。起業といえば高収入というイメージがあるから尚更のことです。
しかし、実は開業動機の多くは「スキルを活かしたい、自由に仕事をしたい、収入を増やしたい」の3つに集約されます。
つまり、起業する人たちの多くは収入はもちろんのこと、「仕事のやりがい」を重視しているということです。
起業家は個人の裁量が非常に大きく、仕事の段取りや働く場所、働く時間も自分で決められるなど自由度が高いです。
その代わり、困ったときには自分の力でなんとかしなければなりませんし、収入が安定せず苦労する人も大勢います。
良いところもあれば悪いところもあるということですね。
そのマイナスすらもやりがいと感じられるなら、あなたは起業家に向いているかもしれません。
ただ正直、サラリーマンにも起業家にも、それぞれの良さがあるので、自分にはこれしかないと決めつけないことが結果的に幸せな働き方に繋がります。
ぜひ一度、仕事で自分にとって大切な価値観は何かについて考えてみてください。
まとめ
今回は、若手起業家の平均年収はどれくらいなのか?調査した結果を踏まえ、解説いたしました。いかがでしたでしょうか。
若手起業家が300万円前後、サラリーマンが約317万円と平均収入に大差はありませんでしたが、働き方に大きな違いがあります。たとえば働く時間や場所、こなすべき業務範囲、仕事の裁量の大きさも全然違います。
しかし、この違いこそが起業家の仕事への満足度が高い理由の一つとも言えます。あなたは「仕事でどんな価値観を大切にして働きたいと思っているのか」考える機会になれば幸いです。