個人事業主にとって、事業計画や資金調達ももちろん重要ですが、将来のためにも社会保険への加入についてもきちんと理解をしておかなければなりません。
個人事業主は法人格を持たずに自身の責任とリスクで事業を運営することになりますが、創業時は事業の立ち上げに多忙を極めるため、社会保険への加入が後回しになりがちです。
しかし将来の安定を考える上で社会保険への加入を理解しておくことは非常に重要です。
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個人事業主は国民年金だけでなく国民年金基金にも加入した方がいい?
年金は国民同士で支え合い老後の生活を担うための公的年金制度です。
個人事業主は国民年金の加入が基本となります。
ただし、個人事業主でも希望により国民年金基金に任意で加入することが可能です。
個人事業主が国民年金基金に加入することのメリットは、老後の受給額が国民年金のみの場合よりも増える点にあります。
また、掛け金が全額所得控除にできるため、節税対策としても活用できます。
さらに、終身年金であるため死ぬまで支払いを受けることができます。
国民年金基金は将来の受取額が確定している年金です。
将来インフレになった場合、お金の価値が下がるという点には注意が必要です。
また、国民年金基金は一旦加入すると自己都合でやめることが基本的にできませんのでこちらも理解しておきましょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)も検討しよう
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、20歳以上60歳未満の国民年金被保険者及び65歳未満の国民年金任意加入被保険者が加入できる私的年金制度のこと。
国民年金を払っている個人事業主もiDeCoに加入することができます。
iDeCoの掛金は全額所得控除の対象となります。
また、iDeCoで金融商品を運用した場合、運用益は課税されません。
iDeCoを活用すれば利益に課税されずそのまま再投資ができるため、資産を効率良く増やすことができるというメリットがあります。
さらにiDeCoでは積み立てた資産の受け取り時に税金が軽減されます。
個人事業主の場合はiDeCoへの加入も検討してみるといいでしょう。
まとめ
今回は個人事業主が知っておくべき年金制度についてお話ししました。
個人事業主が年金などの社会保険に加入するタイミングは創業時が一般的ですが、任意加入の保険に関しては必ずしも即時に加入する必要はありません。
事業の収益が安定してきた時点で加入を検討することも可能です。
ただし、加入を先延ばしにすると将来受け取れる年金額が少なくなる可能性があるため、早めの加入が望ましいとされています。
また、加入時期によっては遡って保険料を支払う必要がある場合もあるので、創業時に相談し、適切なタイミングを見極めることが大切です。
また、制度や法律は変わることがありますので、継続的な情報収集が必要です。
特に創業時は事業の立ち上げに忙しいかもしれませんが、社会保険制度に関する最新の情報を把握し、適切な判断を下すことが大切です。
将来にわたって安定した事業運営を行うためには、社会保険を含め、財務計画をしっかりと立てることが重要です。
事業計画と並行して個人の将来設計にも目を向け、年金保険への加入も検討しましょう。