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起業資金の平均値はどのくらい?創業時の平均年齢についても調査

「いつかは起業したい」「○○歳までには会社員を辞めて独立したい」と夢を抱いている方も多いかと思います。
これから起業を考えている方にとって、起業する際に必要な資金は一般的にどのくらいの費用がかかるか気になりますよね。
また、創業時の平均年齢がいくつくらいなのかを知っておくことで、起業タイミングを決める1つの指標となります。

今回は起業資金の平均値と創業時の平均年齢についてそれぞれ調査しましたのでご紹介いたします。

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起業資金の平均値はどのくらい?

起業した方はどのくらいの資金を準備しているのでしょうか。
今回は、財務省が所轄している株式会社日本政策金融公庫の調査研究所が発表している「2019年度新規開業実態調査」を出典としてご紹介していきます。

2019年7月調査、調査対象は融資時に開業1年以内の2,137社 ( 出典元 )

開業資金分布一覧

  • 500万円未満:40.1%
  • 500万円~1,000万円未満:27.8%
  • 1,000万円~2,000万円未満:20.6%
  • 2,000万円以上:11.5%

最も多いのが、起業資金500万円未満となり全体の4割以上を占めています。
この数値は、1991年度の調査開始以来過去最高値となります。

また、開業費用の平均値と中央値は次のとおりとなります。

  • 平均値:1,055万円
  • 中央値:600万円

平均値に関しては、調査開始以来過去最低金額を記録しており、3年連続過去最低値を更新し続けるほど起業するのに必要な資金は年々減少傾向となっています。

中央値は去年と変化がなく600万円ですが、こちらも調査開始以来過去最低金額となっています。

開業資金が減少している背景として、多くの資金がかからない業種での開業が増加傾向にあるためです。
web系サービスやデジタルの発達により、サービス業での開業が年々増加しており全体の25.9%を占めています。

一方で、多額であり多くの種類の機械を必要とする医療・福祉系での開業は年々減少傾向となっており、調査開始の2004年以降は20%前後であったものの、2019年の最新数値では14.7%と昨年の17.4%より2.7%減少しています。

創業時の平均年齢は?

起業資金の平均値と同様に、「2019年度新規開業実態調査」にて創業時の平均年齢の調査も行っているため、ご紹介していきます。

また、比較として前年対比での変化も()内で記載していきます。

平均年齢:43.5歳(+0.2歳)

29歳以下:4.9%(-2.0%)
30~39歳:33.4%(+2.6%)
40~49歳:36.0%(+0.9%)
50~59歳:19.4%(+0.4%)
60歳以上:6.3%(-1.0%)

最も多いのが、40~49歳の40代の方の起業で、前年対比でも0.9%アップしています。
その次に多いのが30~39歳の30代の方で、前年対比で一番伸び率が高く+2.6%の33.4%を記録しています。

一方で、29歳以下での起業は最も割合が少なく、前年対比でも減少していることから若年層の起業は減少傾向にあるといえます。
その背景として「これまでの仕事の経験や技能を活かせる」ことを前提に開業をしている割合が全体の43.6%と大多数のを占めているためです。
会社員としてある程度の経験や技能を身につけた後に独立して起業する方が多いのが現在の日本の特徴といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?起業にかかる費用が年々低下していることは、今後起業を考えている方にとっては少しホッとしたのではないでしょうか?また、創業時の平均年齢は年々上昇傾向となっており、起業にチャレンジするに遅すぎることはありません。働き方が多様化しており、起業がしやすくなってきている昨今においてキャリアの選択肢のひとつに「起業」を加えてみてはいかがでしたでしょうか?

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