起業する際考えなければいけないのは会社の血液ともいわれる資金の調達です。
調達方法は自己資金はもちろんのこと、親族･知人からの借入やクラウドファンディングなど多岐に渡りますが、一番オーソドックスな資金調達方法は銀行からの借入です。
銀行は資金調達だけでなく、取引先との資金決済にも利用するため長い取引になります。起業して会社経営を上手にやるには銀行付き合いを上手にやることが肝になります。
今では国をあげて創業を支援しているため、数年前と比べれば創業融資は受けられやすくなっています。
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完全無料！起業時のオススメ融資
それではさっそく起業時のおすすめ融資についてご紹介していきたいと思います。
日本政策金融公庫の「新規開業資金制度」
一つ目は、日本政策金融公庫の「新規開業資金制度」です。
銀行には大きく分けてメガバンクと地方銀行がありますが、日本政策金融公庫はどちらにも属さない政府系金融機関です。
私たちの日常生活にあまり関わりがないので知名度は低いですが、中小企業の強い味方です。
融資担当者とも直接話しができ創業に対する熱い想いを伝えることができるので、親身になって相談に乗ってもらえます。
また、創業したては何かとドタバタしますが、日本政策金融公庫であれば窓口に出向かなくても郵送でやりとりができるため時間を有効活用できます。
借入利率も約2％と低利なのでオススメです。
日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金制度」
二つ目は、こちらも日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金制度」です。
女性または35歳未満か、55歳以上の方であって、新たに事業を始める方、または創業7年以内の方が対象となります。
年齢制限がありますが、女性の背中を押してくれる制度で、また若者に寄り添った融資制度です。
こちらの借入利率も約2％で借入から2期目の決算で売上高原価償却前計上利益率が良いと、その後の利率を引き下げてもらえるなどのメリットがあります。
是非、資金調達の一手とご検討下さい。
全国信用保証協会連合会の融資制度
三つ目は、全国信用保証協会連合会を利用した融資制度です。
各都道府県に〇〇県信用保証協会や〇〇市信用保証協会などがあります。
創業したての会社がプロパー融資を受けることは100％に近い確率で無理でしょう。
そのため銀行を窓口として、信用保証協会とやりとりしてもらいます。
銀行の担当者にもよりますが、敏腕銀行マンに担当してもらえると、保証協会融資も好条件で借入することができます。
創業を支援する保証制度として「創業等関連保証」や「創業関連保証」があります。
融資限度額は都道府県によって変わりますが、数千万円まで借りる事が可能です。
銀行に対して払う金利に保証協会に対して支払う保証料がプラスして掛かりますが、間口を広くして相談に応じてくれるので創業したてで駆け出しのころには大変オススメです！
どの方法も資金調達までには、借入申込書や創業計画書を提出してから審査担当者との面談を経て、3～4週間程度時間が掛かってしまいますので計画的な資金計画を立てましょう！
無担保で審査を通すコツ
無担保融資を受けるコツ、それは信用度をあげることです。
銀行に限らず、お金を借りる際には決算書を提出しなければいけません。
提出した決算書に基づいて企業それぞれに「格付」を付与します。
格付が上の会社ほど借入時の査定は優位になります。試算表を毎月提出したり、決算書を銀行へ持参して担当者と密に連携を取ることをオススメします。
また銀行と取引する際にも、直接窓口に行き「お金を貸して下さい」と申し出ると、銀行サイドは警戒してしまうかもしれません。
知人や税理士に紹介してもらうと銀行も安心して取引をスタートできます。
銀行との良好な関係が築かれていないと無担保融資は引き出せません。
しっかりとコミュニケーションを図って、銀行との信頼性を築いて無担保融資を引き出しましょう。
まとめ
今回はオススメの融資についてご紹介しました。一昔前に比べれば、国があげて創業を支援しているため、銀行からの借入も容易になってきているのが現状です。ただ借入金に依存した創業は大変危険です。余裕のある自己資金の準備はもちろんのこと、売上収支の計画を立てて、キャッシュフローに困らない企業活動が見通せたら融資による資金調達を検討しましょう！
