起業すると決めてから実際に手続きをし開業するまでのステップの中で重要となるのが資金調達です。
開業してすぐに生計が立てられるほどの売り上げが出せるとは限りませんし、事業内容によっては初期費用や運営費用が多くかかることもあるので、資金調達は慎重かつ視野を広げて考える必要があります。
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起業するなら絶対知っておきたい資金調達方法!オススメは?
資金調達は起業をする上で必ず考えなければいけない項目です。
個人事業主か法人かにかかわらず資金は起業する上で必要となり、起業したあとの生活や事業計画に深く関わってきますので、熟考していきましょう。
それではさっそく資金調達方法について具体的にご紹介していきます。
創業補助金
創業補助金は創業者のための補助金です。
最大200万円の補助が受けられるのでとても大きいですが、募集期間が短く、認定支援機関の支援を受ける必要があるなど要件が複雑なので、この補助金を利用したいときは早めに準備することをオススメします。
メリットは創業前・創業後のどちらでも申込みできること(ただし創業時がいつかによって申請不適となるので注意が必要)です。
また、補助金なので基本的に返済不要なのもオススメのポイントです。
デメリットは常に募集をしているわけではないことや申込み期間が短いこと、採択率が3割程度であること、補助金が後払いのため最初の資金は用意する必要があること、
などいくつかありますので知っておくと良いでしょう。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、卸売業・小売業・サービス業なら従業員5人以下、宿泊業・娯楽業・製造業・その他であれば従業員20人以下の場合に適用され、上限50万円の補助が受けられるというものです。
従業員5人以下の場合は優先的に採用される傾向があります。
信用金庫
信用金庫は中小企業や個人が主な取引先であり、地域社会の繁栄を目的とした金融機関であるため、株主の利益を優先する銀行と比べて、融資のハードルが下がります。
信用金庫で融資を受けるメリットは利息が低いことや無担保無保証であること、デメリットは創業後1年の経過が必要で基本的に創業してすぐには受けられないことです。
日本政策金融公庫の公庫融資
日本政策金融公庫は政府が100%出資をしている政策金融機関です。
民間の銀行や資金調達を受けにくい中小企業、これから起業する方などへの融資を行っています。
様々な融資制度がありますが、最もハードルが低いのは「新創業融資制度」という制度です。
申込みから融資実行までに1ヶ月と早く、無担保無保証・連帯保証人不要で、最大3,000万円の融資が受けられます。
信用保証協会の融資
信用保証協会は、中小企業・小規模事業者が金融機関から資金調達をする際に保証人となって融資を受けやすくなるよう支援する公的機関です。
全国各地で地域に密着した業務を行っています。
中でも制度融資は創業前でも申し込みすることができ、無担保無保証で、金利が1%未満ととてもオススメです。
その他、創業者が利用できる制度には、創業関連保証、創業等関連保証、再挑戦支援保証などがあります。
デメリットとしては融資実行まで2ヶ月ほどかかること、自己資金要件が厳しいこと、基本的に連帯保証人としてのサインが必要なことが挙げられます。
共済
経営者向けの共済は毎月掛金を支払うことで万一の際の借入を可能にする制度です。
起業時にもしもの時のことを考える方は少ないと思いますが、きちんとリスクを考慮し、対策をとっておく必要はあります。
小規模企業共済、中小企業倒産防止共済は起業時に加入しておくことをおすすめします。
個人借入
個人借入とは創業者が自ら個人の信用をもとに借入を行うことです。
しかし消費者金融からの借入は基本的におすすめできません。
金利が高く、キャッシングの履歴が個人信用情報に残るため返済などが滞った場合に他の融資が受けにくくなる可能性があります。
ビジネスコンテスト
ビジネスコンテストとは、ビジネスモデルやビジネスプラン、アイディアを競うコンテストです。
政府や民間など多様な機関が開催しており、優秀賞に選ばれると賞金がでることもあります。
賞金だけでは直接的な資金調達とは言いにくいですが、副賞として様々な支援が受けられたりしますし、ブランディングに活用することもできるのでこれから起業しようという方は参加をぜひ検討してみてください。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは起業資金や活動資金をインターネット上などで不特定多数の人から募る方法です。
クラウドファンディングには寄付型、購入型、金融型とあります。
人気の高いクラウドファンディングのサイトはCAMPFIRE、JapanGiving、READYFOR?の三者です。
ぜひ一度サイトものぞいてみてくださいね。
様々な資金調達方法をご紹介してきました。
起業する際の資金調達方法のおすすめは個人か法人かによって変わりますが、個人事業主でビジネスモデルが画期的、成長見込みがある場合はクラウドファンディングがオススメです。
資金調達はそれぞれメリット、デメリットが異なりますし、融資などを受ける際の審査も重要なポイントとなってきます。
ぜひ上記を参考に自身の起業スタイルにあった資金調達方法を検討してみてくださいね。
まとめ
今回は、起業するなら絶対知っておきたい資金調達方法について解説いたしました。資金調達は起業する上で個人・法人問わずしっかりと検討しなければいけない項目です。方法によってメリットやデメリットがあるので、事業内容や税金、自身や家族の生活など様々な点を考慮して決めていくようにしましょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。