起業の成功には準備や段取りが肝要とよく言われます。
ひとくちに起業に必要な準備といっても、事業資金の確保や必要な知識を身に付けるなど様々ですが、中でも計画を策定しておくことは重要です。
融資を申し込むために必要なだけでなく、起業の手順を整理したり、自身の事業を客観視するためにも役立ちます。
専門家のアドバイスを受ける際にも使えるので、起業計画書は必ず作成しておきたいところです。
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起業計画書とは?
起業計画書は創業計画書とも呼ばれます。
起業計画書とよく似たものに事業計画書がありますが、ちがいは2つです。
1つ目は作成するタイミング。
事業計画書が事業を始めた後で作成するのに対して、起業計画書は起業する前に作成します。
2つ目は内容。
どちらも資金調達の際に、相手に自分の事業を理解してもらう目的で作成するという点では共通していますが、記載する内容は異なります。
まず、事業計画書は売上や経費などの数値データを交えて事業の過去から未来までを整理したものです。
その一方で起業計画書は、起業前の段階で作成するため、事業の将来性を説明するための有効なデータがほとんどありません。そのため、作成難易度は高めです。
しかし、作成難易度が高いとはいえ、日本政策金融公庫などのホームページで起業計画書のフォーマットが用意されています。
手順通り進めれば作成できるようになっていますので安心してください。
3ステップで成功しやすい起業計画書を作成しよう
起業計画書と聞くとなんだか難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実はある程度パターンが決まっています。
ポイントさえ抑えておけば問題なく作成できるので、それほど身構える必要はありませんよ!
1.起業計画書に必要な8つの項目
起業計画書の作成にあたって整理したい項目は以下の8つです。
- 事業プラン名
- 事業内容
- 市場環境
- 競合優位性
- 市場アクセス
- 経営プラン
- リスクと解決策
- 資金計画
これら8つについて整理することで、自分の事業についての理解が深まり、独自の強みなども可視化されていきます。
特に「競合優位性」は重要な部分ですので、他社分析は念入りに行いましょう。
2.5W2Hで自分の事業について整理しよう
しかし、8つの項目をいきなり整理していくのも難しいと思うので、まずは5W2Hで大まかな内容を掴んでいきます。
Why:なぜこの事業をやるのか?
「起業するきっかけ」や「起業する理由」は今後事業が上手くいかずに諦めたくなったときの精神的な支えになります。
モチベーションの源泉にもなる重要なものなので、納得できる理由を探し求めましょう。
When:いつ始めるのか?
期限を設定しておくことで、目標に到達する可能性がグンと高まります。
いつまでにお金がいくら必要なのか、いつまでに人が何人必要なのか、いつまでに事業をスタートしていたいのか、などについて整理しておきましょう。
もちろん、それをいつまでに達成したいのかも決めておくべきです。
What:どのような商品・サービスを提供するのか?
提供するものがなければビジネスは始まりません。
顧客にどんな価値を提供したいのか?その価値を提供できる商品やサービスにはどんなものがあるのか列挙します。
ただし、Whyとかけ離れないようにしてください。
Who:誰に商品・サービスを提供するのか?
提供したい商品・サービスの候補が出せたら、それを誰に対して提供したいのか考えます。
対象となる人々は本当にそのサービスを求めているでしょうか?
もしわからないのであれば、似たようなサービスを提供している業者について掘り下げて調査してみるとヒントが得られるかもしれません。
Where:どこで事業を展開するのか?
続けて、どこで事業を展開するのかについても整理しましょう。
商品を届けたい顧客がいる場所を基準に候補地を探します。
How much:いくらで提供するのか?
資金や売上高の目標から逆算するのもいいですし、競合他社の価格を参考に決めるのも良いと思います。
価格は事業の成功を大きく左右するものなので、慎重に決めましょう。
How to:どのように商品・サービスを提供するのか?
最後に、顧客にどうやって商品・サービスを届けるかを考えます。
競合他社の商品・サービスと比べて、自社の商品・サービスの方が優れている点は何でしょうか?また、その強みをどうすれば顧客に知ってもらえるでしょうか?
3.テンプレートを使って形にしていく
自分の事業について要点を整理できたら、起業計画書のテンプレートを使って可視化していきます。
作成しておけば融資の申し込みにも使えるので、日本政策金融公庫や信用保証協会のホームページからダウンロードして事業計画をカタチにしていきましょう。
作成に行き詰まった場合は、専門家や先輩起業家にアドバイスを求めるのも一つの手です。
創業計画書は下記のいずれかからダウンロードできます。
まとめ
今回は成功しやすい「起業計画書の作成方法」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
起業計画書は作成難易度が高めであり、整理する項目も多いので作成は大変かもしれませんが、その分メリットも大きいです。
5W2Hで概要を整理すればグッと作成しやすくなりますし、ある程度考えがまとまっていれば専門家にも相談しやすくなります。
起業の成功率を上げるためにも、起業計画書の作成に挑戦してみましょう!