近年、起業しやすい制度が整えられ、働き方も多様化していることもあり、女性起業家が増加傾向となっています。
女性起業家として事業を営んでいても、必ずしも成功ばかりではなく、最悪のケースですと泣く泣く廃業することもあり得ます。
起業を考えている女性にとっては、女性起業家の廃業率について事前に知っておくことで起業への決意を固める参考資料にもなるかと思います。
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そもそも女性起業家の開業率はどれくらい?
女性起業家は増加傾向にあると言われていますが、実際のリアルな数値を調査しました。
日本政策金融公庫総合研究所が発表している、最新の調査結果である2020年のデータによると、起業家のうち女性が占める割合は21.4%です。
この数値は、前年対比で+2.4%、調査を開始して以来最も高水準となっています。
それだけ女性起業家が急激に増加傾向にあることがわかりますね。
女性起業家の廃業率はどれくらい?
廃業とは、起業したものの何らかの事情により会社をたたんだり、起業家から離れることを指します。
先程お伝えしたとおり、女性起業家の開業率が過去最高水準で増加しているので、女性起業家が珍しくない時代へと突入していますが、継続することができずに廃業する人も残念ながら存在しています。
では、実際の女性起業家の廃業率はどれくらいなのでしょうか?
国の機関では、近年調査は行われておらず、総務省統計局「平成 14 年就業構造基本調査」が最新のデータになりますが、廃業率は22.9%となっており、男性の廃業率11.8%と比較すると約2倍の数値となっています。
すなわち、男性起業家が10人に1人が廃業する確率であるものの、女性は5人に1人が廃業するという計算になります。
なぜ女性起業家は廃業率が高いのか?
女性起業家が廃業する確率は、男性起業家の約2倍と、今後女性起業家になりたい人にとっては少し怖い数値が出ていますが、その差はどこにあるのでしょうか?
なぜ女性起業家の廃業率が高いのか。
その理由については下記3つが挙げられます。
女性起業家が起業する年齢が若年化している
男性の起業時の平均年齢が55歳以上であるのに対し、女性の起業時の平均年齢は40歳前後と比較的に若い年齢で起業をしています。
これは、女性が出産や育児中に起業している方も多くいるため、若年化傾向にあります。
女性起業家は管理職・経営層として働いた経験が乏しい
起業前の前職の職位に関する調査によると、男性起業家の前職は管理職として働いた方が半数以上占めるのに対し、女性起業家の前職は、管理職以外の正社員として働いていた方が最も多いことが明らかになっています。
また、男性起業家にはほとんど見られなかったパート・アルバイトとして働いていた方も1割近く存在しています。
管理職として働いていると、起業家に必要な知識も自然と身についていることもあり、廃業につながる確率は低くなります。
起業前に就業していなかった期間が男性と比較して長い
前職を退職してから起業するまでの就業していなかった期間が、男性は1年未満が75%ほどに対し、女性は60%、さらに5年以上就業していなかった方が10%存在しています。
逆に言えばビジネス感覚が鈍化せず社会との接点が減少しないうちに起業することが廃業率を低くする要素の1つと言えるでしょう。
まとめ
今回は、女性起業家の廃業率はどれくらいなのか、リアルな数値を調査しました。いかがでしたでしょうか。
女性起業家の廃業率をリアルな数値で目の当たりにし、今後起業家になりたい女性にとっては少しためらいも出てきたのではないでしょうか。しかし、あくまでも確率であり、廃業しないための準備や経営を着実に行っていけば廃業に至る可能性は極めて低くなります。ぜひ、起業準備を怠らず、女性起業家として活躍してくださいね。