食事の面から人々の健康や幸せをサポートする栄養士。
実生活にも役立ち、人の役にも立てることから人気の職業のひとつです。
しかし、実際は病院に入って3年間は調理のみや、栄養士なのに介護や保育園の人員として扱われるなど、理想と現実のギャップに悩む人も少なくありません。
また、栄養士は国家資格ではありますが、ライバルが多いので就職の選択肢も意外と少ないという厳しい現実もあります。
そのような現実を受けて、栄養士として自分のやりたい仕事をしたい、時間をある程度自由に使いたいという願いを叶えるために、独立・起業される栄養士の方も多いです。
ぜひこの機会に、栄養士として起業するとはどういうことなのかについて考えてみましょう!
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栄養士として起業する方法
栄養士として起業する方法としては主に以下の6つがあります。
- 専門的プログラムや独自レシピの開発・販売
- 食事の指導・サポート
- 栄養士の人材育成
- 飲食店経営
- フードメディア立ち上げ(クラシルなど)
- ライター業
もちろん、他にもまだまだたくさん起業する方法はありますが、栄養士としての強みを活かしたいのであれば、上記6つ辺りに落ち着くでしょう。
栄養士としての起業の成功を妨げる要因
栄養士として起業される方も多いですが、ネット上では「いざ独立したはいいものの、思ったように稼げない」という声も結構耳にします。
栄養士の起業の成功を妨げている要因には一体どのようなものがあるのでしょうか。
競合が多すぎる
厚生労働省のデータによれば、栄養士の資格を持つ人は平成17年度以降、毎年 18,000人以上のペースで増え続けており、総数はなんと約110万人。栄養士の資格を取得した人の半分は他の業種・職種に就職していると言われています。そのため、栄養士の資格だけではインパクトに欠け、なかなか差別化することが難しいのが現状です。
割に合わない仕事が多い
栄養士として起業した人が仕事とすることが多いのは「レシビ提供」や「料理教室」、「食事指導」の3つですが、これらの仕事は報酬に対して掛かる時間や労力が見合っていないことも多いです。たとえばレシピ提供であれば、1レシピ辺り2000〜3000円貰えたとしても、レシピを考えるのに時間が掛かりますし、調理の試行錯誤も1回で終わることはほとんどありません。そのため、時給換算して考えると割に合わないことも多く、稼げないというイメージが強いです。
栄養士として起業家となり成功するには
それでは栄養士として起業家となり、成功するにはどうすれば良いのでしょうか?成功するためのポイントを3つにまとめました。
競合との差別化
栄養士の資格を持っている方が多い以上、それで生計を立てていくには他の栄養士よりも抜きん出た何かが必要です。そのために、スキルを組み合わせましょう。たとえば管理栄養士取るだけでも、取り扱える業務の範囲が大幅に広がります。その他にも中小企業診断士を取得すればコンサル業もできますし、SEOなどの知識を身につければライターとしても活躍できます。競合との差別化を図るために、栄養士以外のスキルを身に付けてみてはいかがでしょうか。
複数の収入源を確保する
先述の通り、栄養士は割に合わない仕事も多いです。しかし、それらを何件か受け持てばそれなりに稼ぐことはできますし、安定的な収入にもしやすいです。そのため、それらで事業を継続するための基盤を作りつつ、不定期で高単価な案件も獲得していく形を最終的には目指していくことになります。ただし、最初のうちはクライアントとの信頼関係を築くまで時間が掛かりますし、なかなか高単価案件を取ることも難しいと思います。そのため、起業してしばらくの間は稼げない期間があることも覚悟しておきましょう。
全て自分でやろうとしない
日本人の方には献身的で真面目な人も多く、患者さんのために「何とかしてあげたい」という思いから、自分の専門外でも対処する方がいらっしゃいます。しかし、それだとかなりの労力と時間が掛かってしまいますし、顧客にとって満足のいくサービスが提供できるかと言えば微妙なところです。
一方で、アメリカの栄養士は専門分野を1〜2つ程度に絞るのが一般的とされています。たとえば糖尿病や腎臓病の2つといった具合です。逆に、自分の専門分野ではない仕事はどんどん他人に振ります。他人との差別化を図るという意味でも、自分の得意な分野で勝負した方が市場価値は上げやすいかもしれませんね。
まとめ
今回は栄養士として起業する方法や、栄養士として起業家となり成功するためのポイントについてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
栄養士としての市場価値を上げるには、ライバルと差別化できるようなスキルを習得するのがおすすめです。ご自身のキャリアプランに合わせて身に付けるスキルを選択しましょう。また、栄養士として関われる分野が広すぎるので、専門分野を2つほど決めてしまうのも一つの戦略です。全て自分でやろうとせず、他の専門分野を持つパートナーを見つけることで対応できる幅も広がり、より多くの人に貢献できるようになりますよ。