近年、政府が起業家支援や補助金・助成金などの資金のバックアップなどを充実させていっているという背景もあり起業を志す方が増えてきましたね。
従来に比べて若年層〜シニア層まで男女問わず幅広い年代の方が起業をするようになりました。
脱サラしビジネスを成功させている方も多くいらっしゃいますが、その反面「旦那が起業に失敗して借金まみれになってしまった」「自己破産して家庭も崩壊寸前」などといった失敗事例も数多く目にします。
旦那さんが起業を志している、または起業しているという世の奥様方は支えたいという思いもありつつ、不安な思いを巡らせているのでは無いでしょうか？
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完全無料！起業失敗事例「旦那が起業に失敗して借金まみれに・・・」
旦那さんが3年ほど前に起業し会社を立ち上げたというAさんの事例をご紹介します。
「自分の意思と実力でビジネスを成功させるから、口を挟まずに応援していて欲しい。」と旦那さんに言われ、奥さんは静かに旦那さんの事業を見守っていました。
しかし1〜2年経ったあたりで、家庭にお金を入れる様子もなければ事業が軌道に乗っているという話を聞くこともなく不安が募り、旦那さんに事業の方は順調かと尋ねたところ、「起業したなら1〜2年は赤字覚悟で事業を軌道に乗せるまで耐えなければいけない。成功を信じられず現状に耐えられない人がすぐに辞めてしまい失敗する」と自信を持って言ったので、その言葉を信じてその後1年はまた何も言わず生活を切り詰めながら見守りました。
3年が過ぎた頃、旦那さんから衝撃の発言。
「運転資金が尽きそうで、銀行から再度融資を受けることが難しい。家の貯金を切り崩して事業に充てたい。」と。
小学3年生のお子さんを持つAさんはこれにブチギレ。
「自分で貯めた資金や銀行からの融資でやってきていたから口出しをせずに応援してくれという言葉を受け止めて何も言わずに見守っていたけど、家庭のお金を使うのであれば私も意見を言わずにはいられない。一体どんな事業をしていてどういう見通しなのか話してもらえなければ家のお金は出せない。」と反論しました。
結局旦那さんから明確な回答は得られず、家庭のお金は使わせないことになりましたが、起業3年目の冬に旦那さんは事業をたたみ、銀行の借金と旦那さんの実家に借りたお金、あわせて1,200万円が残りました。
起業に失敗したことだけで旦那さんを見損なうことはなかったと語るAさんですが、人生を共にするパートナーへの相談が一切ないことや一人で成功させるといっていたのに結果的に家族を巻き込む形になったこと、また銀行の借金があることを起業に失敗してから離されたことなどに納得がいかず、現在は離婚を協議しているということです。
旦那の起業を成功まで支える方法
前章でご紹介したAさんのような事例は実は少なくありません。
誰しも自分の家庭の失敗談を人にペラペラと話す気にはならないでしょうから、失敗事例を聞く機会は成功事例を聞くよりも少ないと思います。
しかし実態として起業後数年で事業をやめる、店や会社をたたむというケースは数多くあり、中小企業庁が出すデータなどからも数値的に読み取ることができます。
旦那さんが脱サラして起業したいと言ってきたら、また現在すでに起業している旦那さんがいらっしゃる場合、旦那さんの起業を妻としてどのように支えていったら良いのでしょうか。
旦那の起業を成功まで支える方法1：「応援してる」「信頼してるよ」という想いを伝える
まずは起業にあたって旦那さんの決断を応援する気持ち、旦那さんの力を信じているという想いをしっかり伝えましょう。
「大丈夫なの？」「失敗しない？」とネガティブな言葉をかけ続けると旦那さん自身も力が発揮できなくなってしまいますし、奥さんに相談したり意見を聞こうと思えなくなってしまいます。
「旦那がちゃんと相談してくれない！」と悩む奥さんは多いですが、もしかすると相談しづらい状況を自分も作ってしまっているかもしれないのです。
前向きに応援している、支えようと思っているという気持ちを伝えるようにしましょう。
旦那の起業を成功まで支える方法2：妻が家計を支える
事業に専念してもらうため、一定期間の家計は妻がしっかりと支えるという決意も必要です。
旦那さんが起業するのは人ごとではありませんよね。
旦那さんが起業するのであれば自分も起業する旦那の妻として覚悟を決めなければいけないのです。
しばらくの間ビジネスのことだけを考えて生活のことを不安に思わなくても済むよう、生活費をうまく切り盛りし、可能であればパートでもアルバイトでもいいので働いて「生活資金は大丈夫だよ」と安心させてあげるようにしましょう。
奥さんも自分を応援するために別のところで頑張ってくれているんだという状況が旦那さんにとって何より励みになります。
旦那の起業を成功まで支える方法3：期間を決める
強迫的な意味ではなく建設的な意味で起業で結果を出してもらう期間を決めましょう。
いわば目標ですね。
だらだらと資金を食っていき、その上進捗もわからないような状況では起業に失敗してしまった時奥さんも納得できないでしょうから、2年後のいついつまでに売り上げをこのくらいにする、いついつまでに芽が出なかったら会社員に戻る覚悟であるなど、旦那さんに具体的な目標、期間を決めたゴールを共有してもらいましょう。
そしてその目標を信じ、期間いっぱい自分も全力でサポートする気持ちで向き合いましょう。
まとめ
今回は旦那さんが起業に失敗して借金まみれになってしまったという実際の失敗事例をもとに、妻として旦那の起業を成功まで支える方法をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。「パートナーとして旦那さんの夢を応援してあげたい」「旦那さんの夢を叶えてあげられるようサポートしたい」と考えている世の奥様は数多くいらっしゃると思います。少し意識するだけで旦那さんにとって大きな後押しとなることがたくさんあります。
