プロバイダと契約したときに支給されるメールアドレスや、GmailやYahoo!などのフリーメールアドレスを、そのまま会社用のメールアドレスとして使用している方をたまにお見かけします。
しかし、それらのメールアドレスを使用し続けることはデメリットの方が大きいかもしれません。
名刺などに印刷した時に見栄えが悪いことはもちろん、セキュリティ面でも不安が残るからです。
たかがメールアドレスですが、されどメールアドレス。
細かい部分で取引先にマイナスの印象を与えないためにも、起業する前に会社用のメールアドレスを用意しておくことをオススメします。
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起業時に会社用のメールアドレスを取得した方が良い理由
起業時に会社用のメールアドレスを取得した方が良い理由は3つあります。
ドメインを取得している方が信頼性が高い
ドメインの種類によっては、取得できる人が限られているものもあります。
会社や法人などに限定したものもあります。
たとえば「co.jp」や「or.jp」などがそれに該当します。
これらのドメインは会社の登記情報がないと作成できないため、信頼性が高いです。
サービスが突然終了しても安心
無料サービスを利用してブログサイトやWebサイトを開設した場合、そのサービス提供会社がもしサービスを終了したらWebサイトが無くなってしまいます。
しかし、独自ドメインを使用すれば、他のレンタルサーバーで登録し直せばすぐに再び利用できるようになります。
セキュリティ面で優れている
2段階認証が出来たり、アクセスするIPアドレスを制限できるなど、なりすまし防止の効果も期待できます。
会社用のメールアドレスを作るために必要なこと
まず会社用のメールアドレスを作るためには
- レンタルサーバー契約
- ドメインの取得
以上の2つが必要です。
メールアドレス作成と並行してホームページ作成を進める場合がほとんどだと思いますから、手間や費用をなるべく抑えるためにも「レンタルサーバー契約」と「ドメインの取得」することを前提とした方法をご紹介します。
レンタルサーバー契約
- ロリポップ!
- さくらのレンタルサーバ
- XSERVER
- お名前.com
有名どころだと、以上のようなレンタルサーバー会社があります。
それぞれの違いは何かというと、「月額費用」と「利用可能容量」です。
レンタルサーバーを選ぶ時にも、その2つを基準に選ばれるのが良いと思います。
月額費用はロリポップが330円と最も安く、お名前.comが1300円とこの中では最も高くなっています。
年間にして1万円以上の差が出ることもあるということですね。
では、利用可能容量はどうでしょうか?
ロリポップは50GBまでしか利用できませんが、お名前.comや XSERVERが200GBまで利用できます。
ある程度大きな会社の場合や、Webサイト内のコンテンツを充実させていく場合は、できる限り大きな容量にしておきたいところです。
しかし、会社のホームページの管理・運営やメールの送受信程度であれば、50GBあれば事足りると思います。
そのため、中小規模の会社であれば、基本的には「ロリポップ!」のレンタルサーバーで事足りるのではないかと思います。
ドメインの取得
ドメインとはメールアドレスの@マーク以降のアルファベットの部分のことです。
ドメインは、お名前.comなどの「ドメイン専門会社」から取得することも出来ますし、「レンタルサーバー会社」に代行してもらうことでドメインを取得することも可能です。
どちらで取得してもほとんど同じですが、費用と掛かる手間が違います。
ドメインにかかる費用には、最初だけ掛かる登録料と継続的に掛かる更新費用があるのですが、取得にかかる費用自体はドメイン専門会社の方が安いです。
しかし、その場合はドメインに関する複雑な設定を自分で行う必要があります。
その設定を面倒だと感じるのであれば、レンタルサーバー会社に代行してもらいましょう。
メールアドレスの作成
レンタルサーバーとドメインが準備できたら、いよいよメールアドレスを作成します。
とはいっても、作成方法は非常に簡単。
各レンタルサーバーの管理画面に指示にしたがって、ドメインを設定し、メールアドレスを発行すれば完了です。
まとめ
今回は「起業時に会社用のメールアドレスを作る方法」についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
会社用のメールアドレスを作成するには、「レンタルサーバーの契約」と「ドメインの取得」が必要になります。
レンタルサーバー選びは、月額費用と利用可能容量を基準に行いましょう。
ドメインの取得は、レンタルサーバー会社に代行してもらうのがオススメです。
必要な準備が整えば、あとはレンタルサーバーの管理画面の指示通りに操作し、ドメインを設定、メールアドレスを発行して完了です。