開業祝いを選ぶ時のマナーは？熨斗はどうする？開業祝いに人気のギフトの例もご紹介

若者を中心に、起業を志す人が増加傾向にある現代。
周囲に起業の道を選んだ友人や知人がいるという方も多いと思います。

その勇気ある一歩をお祝いするために「開業祝い」を贈りましょう。
しかし、開業祝いを贈る際に知っておくべきマナーがいくつかあります。
せっかくの好意の形ですから、失礼のないように渡せるように知っておきたいですね。

開業祝いを選ぶ時のマナー＆知っておきたいポイント

予算は5000円〜5万円程度が相場です。
友人・知人の場合は5,000円〜3万円程度、ビジネスでお付き合いしている方や取引先の場合は1万円〜5万円程度と、相手との関係性により最適な予算が変わります。

あまりに額が大きいと相手に負担を感じさせてしまうかもしれないので、個人から贈る場合は高くても5万円程度が相場です。

開業祝いをお渡しする時期は開業や開店を知らされてからなるべく早い方が良いです。
プレオープンやオープン記念イベントなどが開催される場合は直接足を運んで渡すのが一番ですが、難しい場合はオープン1週間前から当日の朝までに到着するよう郵送しましょう。

お花や植物を贈る際は、相手に受け取りの希望日を伺うとベストです。
開業準備でバタバタしているところに、知らされていない大きな荷物や、枯れてしまう可能性のあるお花が届くのはかえって迷惑になる可能性がありますので、連絡しておくと良いでしょう。
また、お花の場合は香りの強くないものを選ぶようにしましょう。

タブーとされている贈り物は「赤字」や「火事」を連想させる赤いものやキャンドル、ライターなどです。
スリッパやマットなど足元で使うものや、事務所やお店の壁に穴を開けないといけないような壁飾りや壁掛け時計なども良くないとされていますので避けるようにしましょう。

開業祝いの熨斗の表書きや水引の選び方

開業祝いの水引きは紅白の蝶結びを選ぶのが基本です。
蝶結びは結び直せることから、何度繰り返しても良いお祝い事に用いられます。

表書きは開業祝いの場合「祝 御開業」、開店祝いの場合「祝 御開店」とします。
より縁起を担ぎたい場合は4文字を避け、「御開業御祝」「御開店御祝」とすると良いでしょう。

名入れは「会社名 役職 氏名」「会社名のみ」「会社名＋部署名一同」「氏名のみ」「連名」といったパターンがあります。

手書きで書く場合は表書きよりも小さく、誰からの贈り物かはっきりわかるように読みやすい字で書きましょう。

開業祝いに人気のギフトの例

ここからは開業祝いに人気のギフト例をご紹介いたします。

お花・植物

お花を贈る場合は鉢植えの胡蝶蘭が好まれます。
「根付く」「根を張る」という縁起を担ぐことができるため、切り花よりも鉢植えがオススメです。
そのほかのお花を贈る場合は花言葉に気をつけ、赤い花を避けるようにしましょう。

観葉植物等を贈る場合は、先方にできるだけ手間をかけさせないよう手入れが簡単で育てやすい植物を選ぶようにしましょう。
パキラ、オリーブ、ベンジャミンなどが育てやすく人気です。

現金・ギフト券

開業準備には色々とお金がかかるものなので、お祝い金やギフト券も喜ばれます。
一般的に目上の方に現金を包むのは失礼にあたるとされていますので贈り先との関係性に注意しましょう。

お酒

おめでたい席には欠かせないお酒。
贈る相手がお酒好きの方の場合は名入れしたシャンパンやワイン、日本酒などを贈ってはいかがでしょうか。
飾って楽しんでもらえるようなおしゃなボトルデザインのウイスキーもオススメです。

お菓子

お菓子は消えものなのでお相手に気軽に受け取ってもらえますし、複数の社員・スタッフの方々と開業するという場合は分けることができ、喜ばれます。
日持ちするもので、個包装になっているお菓子を選ぶようにしましょう。

カタログギフト

たくさんの方から開業祝いをもらうことも考えられるため、限られたスペースにお花や植物などを飾りきれない場合があります。
カタログギフトであればお相手が欲しいものを、落ち着いたタイミングで注文することができるので喜ばれるでしょう。
食器やインテリア雑貨、家電など様々なジャンルのものが選べるカタログギフトや、厳選されたお酒や食品に特化しているカタログギフトがおすすめです。

まとめ

今回は、開業祝いを贈る際のマナーと喜ばれる開業祝いのギフトをご紹介いたしました。
ご紹介したギフトはあくまでも一例ですので、お相手の業界や好みなども踏まえて、あなたなりのプレゼントを贈ってみてくださいね。

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