起業して不安を感じたときどうすればいい？効果的な解消法を紹介

起業する前は不安でいっぱいですよね。
事業計画はどうしよう、会社を辞めてしまって大丈夫だろうか、資金調達はうまく行くだろうか・・・。
そのような不安が止めどなくわいてくると思います。
しかし不安を感じるは起業する前だけではありません。
起業した後も不安は消えません。
ではどうやって不安と向き合っていけば良いのでしょうか？

起業してから不安を感じることは誰にでもある！

不安とは「心配に思ったり恐怖を感じたりする感情」です。
起業における不安とは「起業に失敗するのではないか」「顧客とトラブルになるのではないか」「事業が軌道に乗らないのではないか」「家族を食べさせていけないのではないか」などがあると思います。
こういった不安は主に先の見えない未来に対して感じるものですが、起業に限らず先の見えない不安は誰にでもあります。

会社員であっても、この先20年30年同じ会社で働いていけるか、倒産しないだろうかという不安があります。
結婚できるだろうか、子供を授かるだろうか、産んだ子供が健康に育ってくれるだろうか、病気にならないだろうか。

先の見えない未来を想像して不安を感じるときは誰にでもあります。
起業したあなただけが抱えている問題ではないので、まずは安心してください。

そして、不安は一生なくなるものではありません。
人間である以上、不安という感情とうまく付き合っていかなければならないのです。

では、不安でたまらなくなってしまった時、どうしたら良いのか。
次の章では、不安を解消する効果的な方法をみてみましょう。

起業して不安なときの効果的な解消法

ここからは起業してから不安に苛まれた時の効果的な解消法をご紹介いたします。

感情を吐き出す

まずは今感じている不安や心配事、ネガティブな感情を吐き出しましょう。
口に出してみても良いですし、紙に書き出してもいいです。
心の内でもやもやと渦巻かせておくよりも、自分が今どんな不安を抱えているのか明確にしたほうがスッキリすることがあります。
紙に書いて客観視してみたら「なんだこんなことで悩んでいたのか」と思うようなこともあります。
人は毎日平坦な感情でいることはまずありません。
ネガティブな気持ちがずっと続いてしまうようなら本当に鬱になってしまいます。
一時的な感情であると割り切って、モヤモヤが小さいうちから発散させるように習慣づけましょう。

不安の原因をつきとめ解決する

「言いようのない不安」という表現がありますが、不安という感情には理由がないように思えて実は理由があったりします。
自分はなぜ不安になっているのか？をつきとめて、具体的に解決してしまいましょう。
先ほど紙に書き出した不安に対して、解決策を書き出すのもいいですね。
起業後の不安は大抵の場合「事業がうまく行くか」「資金繰りは大丈夫だろうか」「顧客とトラブルにならないだろうか」といった内容です。
事業がうまく行くか不安なら、マーケティングリサーチをして、自身の事業計画やマネタイズを見直すきっかけにしましょう。
資金繰りが心配であれば具体的に数値を出して見える化し、不安要素や課題をクリアしていきましょう。
顧客とのトラブルが心配であればトラブルになりうる要因を潰していきましょう。契約書に必要な条項をきちんと記載する、曖昧な点があれば再度確認しておくなど、慎重に対応すればまず大丈夫です。

相談相手を見つける

「友人はいるが起業に関する相談ができない」というのは起業家に多い悩みの一つです。
会社員の友人に事業のことや起業に関する相談をしてもいまいちピンとこないはずですし、的を得た回答や相槌がかえってくることも期待できません。

自分がトップとしてやっている方であれば、社員や外注先などのビジネスパートナーにも相談できませんよね。
部下に相談したら部下まで「この人のもとで働いていて大丈夫か？」とむしろ不安にさせてしまいます。

まずは起業について相談できる相手を見つけましょう。
いっそ友人でなくても構いません。
異業種交流会や起業セミナーで出会った人でも良いでしょう。
同じように起業している仲間を見つけることで同じ目線で話ができ、時には有益なアドバイスをもらえることもあると思います。
ただし、交流会などで知り合ったまだ関係の浅い人にビジネスの内部までペラペラと話してしまうとそこにつけ込んで騙されたりするリスクもありますので、話す相手とどこまで話すかは慎重に選びましょう。

リフレッシュする

上記3つは「不安に向き合う」解消法ですが、最後は「不安から解放される」解消法をご紹介したいと思います。
不安な感情を頭や心から消し去るために、リフレッシュしましょう。
いつもと違う道を散歩する、ジムで走る、美味しいものを食べに行く、凝ったお菓子を作ってみる、趣味に打ち込む、映画鑑賞をする、半身浴をする、バッティングセンターに行く、カラオケに行く、植物を育ててみる・・・。
リフレッシュする方法は無限と言っても過言ではありません。
数あるリフレッシュ方法の中から自分自身に合ったものを探してみてください。
何かに打ち込んでいる間は不安という感情を忘れられると思います。

しかしそのリフレッシュが終わったあとはまた不安に襲われる日がくるかもしれませんので、前述した3つのように不安に真っ直ぐ向き合う解消法もぜひ試してみてくださいね。

不安はなくならないが、付き合っていくことはできる

先の見えない不安は誰にでもあり、未来が見えない以上完全になくすことはできません。
どんなにポジティブに見える人や非のつけどころのない成功者でも不安に襲われる日はあるはずです。
不安はなくすことはできない。
ならばうまく付き合っていくしかありません。

筆者は不安になった時、こう考えるようにしています。

「明日になっても不安だったら考えよう。」

生きていれば心のコンディションが悪い時はあるはずです。
今日不安でも明日になったら前向きになれているかも。
そういえば先週は不安でいっぱいだったけど、今週は気分がいいなあ。
そんなふうに日々変わっていくものです。
具体的な問題がある場合は解決できるように行動するのが一番ですが、先の見えない不安はその日のコンディションだと思って受け流していくのが一番です。

まとめ

今回は、起業して不安を感じたときどうすればいいか、効果的な解消法をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
未来は先が見えないもの。誰しもが不安を抱えています。
会社員には会社員の不安が、起業家には起業家の不安があります。
内容が異なるのでなかなか相談しあえるものではありませんが、同じような不安を抱える仲間やその不安を乗り越えてきた先輩に話を聞いてもらうときっとスッキリしますよ。
他にも効果的な解消法をご紹介していますので、不安を感じた時はぜひ参考にしてみてくださいね。