多くの起業家が抱えている共通の不安10選！それぞれの解消法も紹介

起業して自分でビジネスを作り上げている方々を見ると「かっこいいな」「成功者ってすごいな」と感じることが多いと思います。
しかし起業家も我々と同じ人間。
カリスマ的で精神も強そうに見えても、実は人に話せない悩みや不安を抱えていることが多いです。
起業家という立場になると、社員や外注先など自分と立場が違う人に頼ることはなかなかできませんし、同じ起業家同士の中でもプライドが邪魔をしてなかなか不安なことを共有できないのが現実です。

多くの起業家が抱えている共通の不安＆解消法

それではさっそく多くの起業家が抱えている共通の不安と解消法をご紹介していきます。

不安1：売り上げが作れない

起業家は会社員と違い毎月決まったお給料が入ってくるわけではありませんから、自分で売り上げを作っていかなければいけません。
起業したての頃はなかなか売り上げが作れず貯金や融資を食い潰していく日々が続く方も多いですし、やっと軌道に乗って安定したように見えてもまた売り上げが立たなくなる日が来ることもあります。
起業家は常に売り上げを作っていけるよう成長を続けながら、」売り上げが作れなかったらどうしよう」という終わりのない不安に悩まされているのです。

解消法：綿密な事業計画を立てる、優秀な営業マンを育てる

不安2：固定費や人件費が増えてくる

事業が大きくなるにつれ、固定費や人件費は大きくなっていきます。
売り上げが上がっていれば問題ありませんが、売り上げが毎月必ずとんとん拍子に増えるとは限らない中、毎月必ず支払わなければならない固定費や人件費が増えていくのはとても不安な要素です。
人を増やしていかなければ事業の規模も拡大できませんが、収支が逆転してしまわないかと肝を冷やしている起業家は多いですね。

解消法：収支のバランスを見直す、税理士やコンサルに相談

不安3：休みが取れない

週休二日制で土日などに休みが取れる会社員と異なり、起業家には決まった休みはありません。
もちろん自分が会社の長ですから、どの日を休みにするか臨機応変に決められるというメリットがありますが、仕事で忙しくしていて気づいたら1ヶ月近く休みを取っていないということも起業家は多いです。

また、自分以外に替えの効かない仕事をしていることが多いため、休みを取りたくても取れないといったケースも。
休めば休んだ分売り上げが減ってしまうリスクもありますので、なかなか休みをしっかり取れない起業家が多く、悩みの種になっているようです。

解消法：固定休を作る、週休1日は休むよう心がける

不安4：時代の変化の早さ

革新的なビジネスモデルを思いついても、時代はすぐに移り変わっていきます。
常に時代の先へ先へとついていかなければ、新進気鋭と言われていたビジネスでもすぐに古びて忘れ去られてしまう現代。
時代の変化に追いつけず取り残されてしまうのではないかという不安にかられている起業家も少なくありません。

解消法：勉強会やセミナーに参加する、本を読んだりSNSで情報をいち早く掴む

不安5：病気や事故のリスク

起業家は病気や事故で働けなくなった時、収入が途絶えてしまうリスクがあります。
そのため、健康に気を配り、事故や怪我に気をつけて生活をする必要があります。
それ自体は悪いことではありませんしむしろ健康的に生きることができるのでいいと思いますが、雇っている社員や家族がいる方の場合は「自分が倒れたら会社や家族はどうなってしまうだろうか」と日々頭によぎらせながら仕事をしているので、精神的なプレッシャーは大きいですよね。

解消法：健康的な食生活を心がける、睡眠をしっかりとる、適度な運動

不安6：友達が減っていく

起業家は仕事や遊び方、生活全てが会社員とは異なってきます。
会社員の友人の休みに合わせて休もうと思えば休みも取れますが、平日でも出かけられる中わざわざ人混みが多い連休などに出かけることもしなくなり、基本的に休日の取り方も変わってきます。
そのため、友達が徐々に減っていく傾向に。
ブランド物を身につけたりちょっといいお店に食事に行くなど生活の水準も少しずつ上がっていきますので、会社員の友達とは疎遠になっていくことが多いようです。

また、独身で仕事に明け暮れている起業家は家庭を持った会社員の友人と話も合わなくなっていく傾向にあるようですね。

解消法：趣味や遊び方が近しい、話が合う起業家の友達を見つける

不安7：商品やサービスのクレーム

お客様のためを思い、社会の役に立ちたい。
そう思って作り上げてきた商品や提供しているサービスでも、時に不満や怒りを買ってしまい、クレームを受けることがあります。
起業家はその事業・会社の責任者としてお客様の声を真摯に受け止める必要があります。
意見をいただけることは今後の改善にも必要なことですし、ネガティブにばかり捉える必要はありませんが、それでもやはりクレームやお怒りの声をいただくと精神的にダメージを喰らってしまうこともあります。
クレームが起きないか、お客様の役に立つ商品・サービスが届けられているか？と感じることがあるのも起業家共通の不安ではないでしょうか。

解消法：より良い商品・サービスを提供していけるよう改善を続ける

不安8：求人をだしても応募が来ない

事業拡大や人手不足などの理由により求人広告を出したけれど、応募が一向に来ない・・・。
このような悩みを抱えている起業家さんも少なくありません。
大手求人サイトに掲載すれば必ず応募が来るわけではありませんし、きたところで自分たちの方向性や欲しい人物像とマッチしている人材が応募してくれるかもわかりません。
多大な求人コストをかけて広告を出し続けても応募者が来ないという悩みもどの企業家にも通じるところがあるようです。

解消法：求人媒体の見直し、募集内容や会社説明のリライト

不安9：他の起業家や他社との競争

この資本主義社会に起業家としてデビューした以上、同業他社や他の起業家との競争は避けられません。
もちろん誰しも全員win-winで成功できれば幸せですが、同じような商品・サービスを取り扱うのであれば顧客の取り合いになってしまう側面があることは否めませんし、事業規模を拡大していく中、足を引っ張ろうとする悪意あるライバルが出てくる可能性もあります。
事業を乗っ取られないか、足元をすくわれないか、危ない投資に声をかけられて騙されないか、常に競争社会に身を置いていることを自覚し、気を引き締めて経営をしている起業家が多く、それが同時に不安につながっているのです。

解消法：リラックスできる時間を作る、仕事のことを忘れられる趣味を一つは持つ

不安10：成功できるのか

多くの起業家が「成功」を夢見て一歩を踏み出しているはず。
「自分は成功できるのか」「会社を大きくしていけるだろうか」という不安は終わることなく常につきまとうのではないでしょうか。

成功者の多くは失敗しても諦めずに立ち上がり、常に行動し続けてきました。
強い意志を持ち、より良い商品・サービスを世に送り出せるよう、努力し続けています。
成功できるのか？という不安に打ち勝つためには、目標を明確に持ち、それに向かって諦めずに邁進していくことが必要と言えますね。

解消法：明確な目標設定をして行動する、諦めない心を持つ

まとめ

今回は、多くの起業家が抱えている共通の不安と、それぞれの解消法をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。起業家の方々は「あるある・・・」と共感していただけたのではないでしょうか。これから起業をしたいと思っている方々も「華々しく成功しているように見える起業家もこんな不安や苦労があるんだな」と感じていただければ幸いです。起業家も私たちと同じ人間ですので、悩むことや不安に苛まれることは日々あるようです。今回の記事が参考になれば幸いです。