近年、働き方の多様化により、脱サラをして起業をする人が増えています。
インターネットやSNSが普及し昔に比べて情報収集ができる、政府の起業支援が充実してきているといった背景もあり起業のハードルが下がってきているようです。
起業を志す40代、50代の中堅層も増えてきているようですが、起業したいと考える一方で「この年で起業に失敗すると際就職先がないのではないか」「うまくいかなかったらその後どうしたら良いのだろう」と不安に思う人も多いよう。
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40代、50代で起業に失敗すると再就職できない?
結論から申し上げますと、40代、50代で起業に失敗しても再就職はできます。
しかし20代、30代の方の再就職に比べると格段に難しいですし、選べる仕事は限られてしまいます。
元々働いていた会社よりも給料が下がってしまうこともありますし、労働環境が悪くなったり、仕事内容がきつくなることも。
自分が望むような職種に就ける可能性は極めて低いと考えておいた方がいいでしょう。
自分よりはるかに年下が上司になることもあります。
若い頃に比べて就職のハードルはとても高く、企業に求めてもらえないことが多い現実を受け止めなければいけません。
しかし、起業に失敗したこと自体が採用に響くことは基本的にないと考えて良いでしょう。
たとえ自己破産したとしても金融機関などを受けない限りは信用情報まで調べられることはありませんし、起業して失敗したことや自己破産したことを申告する義務もありませんので、その辺りは安心してくださいね。
40代、50代で起業に失敗すると悲惨?リアルな事例
40代、50代で起業に失敗した場合のリアルな事例を調査してみたところ、54歳の男性Rさんのケースが興味深く実態に近い印象を受けましたのでご紹介します。
Rさんは50歳を節目に早期退職し、貯金と国の融資制度を活用して飲食店を始めました。
元々趣味で料理をずっと続けていたRさんですが、経営もお客様に料理を出すことも初めて。
戸惑いや失敗もありながらなんとか2年は経営を続けました。
しかし口コミサイトやSNSなどをうまく活用できず、リピーターの獲得がままならず課題を抱え続け、3年目に達する前に運転資金が尽きてお店をたたみました。
お店の味は評判でしたが、お客さんの入りが不調なときにも毎月かかる店舗の家賃、そしてヒマでも出勤させている従業員の給料は支払わなければならないという現実の前に資金が底を尽きてしまったのです。
飲食店の生存率は数あるビジネスの中でも比較的低いので、2年で終わりを迎えるというのは悲しいですが至って現実的です。
その後Rさんは借金を残すことはなく金銭面の精算はできたものの、再就職で苦労しました。
求人情報には年齢制限は書いていないものの、エントリーの段階で弾かれてしまうことが多く、なかなか面接にすらたどり着けませんでした。
また、運よく面接にたどり着いても求人情報に記載されている仕事とは異なるきつい仕事内容しか紹介できないと言われることも多く、自分が希望する職種に就くのが難しいという現実を突きつけられてしまいます。
その後、警備会社に正社員で入社できたものの、退職前の給料にはもちろん届かず、過酷な労働環境の中、安月給で暮らしていくこととなりました。
幸い娘は自立し結婚していたので子供へは影響がありませんでしたが、奥さんと自分自身が暮らしていくのにやっとの月給。
そして人生100年時代と言われる現代、少なく見積もっても後20年ほどは生きる想定なのに収入が低いという苦しさに心が折れかけているといいます。
「いつか自分の店を持ちたい、会社を興したいと考えている私のような中年は少なくないと思います。しかし再就職は想像しているよりも厳しい。企業側ももちろん意地悪で不採用を出すのではありません。若いフレッシュな人材がたくさん応募してくる中、実際に中年男性の中途採用が必要ないのは会社の判断として妥当なのです。」
手に職を持った方であれば欲しい企業も多いと思いますし、もちろんこのケースが全ての方に当てはまるわけではありませんが、世の中が起業を煽っている反面、このように悲惨な現実も存在していることは知っておくべきだと思います。
40代、50代で起業は慎重に
「今からでも遅くない!」「思い立った今すぐ起業するべき」と40代、50代からの起業を焚きつけるような記事もインターネット上では散見されますが、その記事の出所を見てみるとコンサル会社や起業のノウハウを教えるセミナーの開催元だったり起業に関する教材を販売している人だったりします。
確かに40代、50代で起業する人は多いですし、その年からでも遅くないのは事実です。
しかしそうした元々起業家をターゲットにビジネスをしている人たちのプロモーションの言葉に安意にのせられてしまうのは危険ですし、考えなしに起業のサポートを受けてしまうとコンサルティング料やセミナー・商材料などを巻き上げられてしまうケースもありますのでご注意ください。
決して悪徳な業者ばかりではありませんが、そういう業者もいるということは騙されないためにも知っておくべきです。
40代、50代の起業についてリスクや失敗した場合の再就職の難しさまでをしっかり理解し、覚悟を決めた上で起業しましょう。
今回の記事に興味を持たれた方は以下の記事もぜひご一読くださいね。
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50代で起業に失敗したらどうなる?その後の末路と失敗しないノウハウを紹介
まとめ
今回は、40代、50代で起業に失敗すると再就職できないのか?について調査するとともに、実際に40代、50代で起業し失敗した方のリアルな事例をご紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか。起業に失敗したとしても人口が減少していて人手不足な昨今、再就職自体はできるでしょう。しかし自分が望むような職種、業種に就ける可能性は低いです。若い頃のように引く手数多というわけにはいきません。起業に失敗した後の現実もしかと受け止めた上で覚悟を決めて起業をする必要があります。ぜひ今回の事例を参考にしてみてください。