今回の記事は、愛知県高浜市にある株式会社梅村建材の取り組みについて取材を行ってきましたので、その内容をテーマとして扱いたいと思います。
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【事業内容】建材業としての経験を活かした地域密着型のリフォーム会社
まずは今回の取材対象となっている株式会社梅村建材がどのような会社で、どのような事業を行っているか、そして現在の営業活動の様子を紹介したいと思います。
株式会社梅村建材について
株式会社梅村建材は愛知県高浜市にある建材卸・リフォーム会社で、平成11年7月に前社長が起業し現在は息子の梅村拓馬氏が引き継いでいます。
もともとは愛知県高浜市で木材・建材を扱うところから始まり、現在はリフォーム事業を主な事業として行っております。
事業内容
現在は特に戸建て・マンションのリフォームやリノベーション事業に力を入れて業務を行っています。
リフォーム事業とは街中の看板やTVコマーシャルなどで目にすることは多いですが、株式会社梅村建材も、トイレ・キッチン・浴室・洗面といった水廻りから、床・襖・障子・畳・内窓などの内装リフォーム、更には外壁塗装や外構工事(エクステリア工事)まで幅の広い事業を行っています。
特に愛知県高浜市を中心に、半田市、東浦町、刈谷市、安城市、碧南市、知立市といったエリアを中心に、地域密着型でサービス提供をしている会社です。
郊外を中心とした地域密着型営業
株式会社梅村建材は、現在愛知県高浜市に拠点とした営業活動を行っています。
既存顧客への営業回りや新規顧客への開拓営業なども実施されており、水回りや内装リフォーム、外構工事を検討しているお客様に新規提案を積極的に行っています。
主なターゲットは、高浜市周辺の戸建て住宅やマンションにお住いの方です。
自社で新規開拓営業を行ったり、自社ウェブサイトからの問い合わせに対応することにより、リフォーム業務に関する困りごとで依頼が来る機会が増えています。
建材事業としての経験を活かした現社長の事業改革
株式会社梅村建材が建材屋としての仕事を中心に行っていた頃は、毎月の売上や新規受注数が不安定だったことが課題でした。
現社長である梅村拓馬氏は「このまま建材屋としての仕事を中心に続けていっても会社が成長するのだろうか?」「自社が取り組むべき課題や、進むべき仕事の方向性は別にあるのではないか?」「せっかく社業としてやるのであれば、何か思い切ったことはできないのか?」ということをずっと考えていたそうです。
梅村拓馬氏は、郊外を中心に長年建材事業を行ってきた前社長の取り組みを間近で見てきました。時はリーマンショック直後。そして、大工さん、工務店社長の高齢化に伴う廃業。大手流通会社のシステム化による価格の過当競争。人口減少に伴う、住宅需要の将来的な現象を見据え、今後自社の建材事業が発展していく可能性は低いと考えました。
そこで梅村社長は、「建材業と自身の経験を活かしてリフォーム事業を行ってはどうか?」と考えました。
社長は家業に入るまで、大手ハウスメーカーで営業職を担い、一般顧客様の対応に少なからず自信がありました。加えて例えば、建材業同士のネットワークを活用して資材を安く仕入れたり、資材を卸していた工務店や大工さんにも仕事を手伝ってもらうことができれば、リフォーム事業を立ち上げることができると考えました。
このようにリフォームコストの削減についての取り組みを行ったり、業務を仕組み化させたことで、顧客満足度の高いリフォーム事業を行うことができるようになりました。
事業改革から業界改革へ!梅村社長の挑戦は続く
梅村社長はリフォーム事業を行っていく中で2つのことに気づきました。1つは、技術のある工務店や大工さんが仕事に困っていること、もう1つは建設業・建築業の業務や営業活動がとても非効率であることでした。
そこで、技術のある工務店や大工さんを集めて、梅村建材様主催の勉強会を開催し、そこでお客様とのコミュニケーションや営業の方法、その他会社を経営していくのに必要なスキルやノウハウを教える取り組みを行っています。そして、「ANDPAD(アンドパッド)」と呼ばれる建設業・建築業専用のクラウド型携帯アプリを導入し、取引先を巻き込んでの業務効率向上を行いました。ANDPADは建設施工現場に必要な機能が充実しており、施工現場に必要な資料・面倒な工程の進行をまとめて管理できたり、写真とチャット機能を使って、ミスのない素早いコミニュケーションを取ることで、職人の働きやすい環境を作ることができました。そして、梅村社長は2017年にさらにもう1つの事業を立ち上げ、それはこのANDPADを他の同業者に販売する仕事です。自社で取り組んだ業務改革を、他の建設業・建設業にも広げることにより、業界全体の改革に繋がると本気で信じ、日々積極的に取り組まれています。
IB’sEYE:「社長の熱意」こそが事業と業界を変える
株式会社梅村建材は建材屋で培われた知識や経験を活かしたリフォーム業へと変貌し、今は建設業界を変えていこうとする存在として活躍しています。
これを実現してきたのは、ひとえに梅村拓馬氏の熱意にあると考えます。事業を変えていく、業界を変えていく、ということを本気で考えるこの熱意こそが、社員や時には抵抗するような勢力までも巻き込み、それが大きな波となって伝わっていきます。梅村社長とのお話の中で、事業活動や営業活動において、あらためてこの「熱意」の大切さを考えさせられます。