ペンディングノートとは、ファーストヴィレッジ株式会社の社長である市村洋文さんによって考案された、新規開拓に特化した営業記録ノートのことです。
考案当時、野村証券の新入社員だった市村さんは、このノートのお陰で同期158人の中でトップの営業成績を残すことができたと述べています。
トップの営業成績を残した人がこのノートにどんなことを記録していたのか。
つまり、どんな情報を大切にしていたのかを知ることで結果に結びつく行動が取れるようになることが期待できますし、成果が出ることであなたの営業活動をより豊かなものにできるかもしれませんね。
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成約率を高めるペンディングノートの作り方
元々は市販の大学ノートなどを使って作成するものですが、今回はデジタル端末での利用を前提としているので、デジタルノートにおけるペンディングノートの作り方をご紹介します。
ペンディングノートは以下の手順で作成できます。
下準備:リストアップ
まず将来有望だと思われる会社をリストアップします。
ここでリストに上がった企業を見開き1つに対して1社ずつ、項目を立てて記録していくことになります。
1:企業情報を記録
次に会社名・会社の住所・連絡先・創業年・売上高・代表者などの企業情報を記録します。
ホームページなどから情報を集めるのも良いですが、より詳しい情報を知りたい場合は会社四季報や帝国データバンク、東京商工リサーチなどによる調査データを参考にしてみましょう。
2:事業所付近の地図を貼り付ける
その次に事業所付近の地図を載せておきます。
Googleマップなどの地図データを貼り付ければOKです。
不慣れな土地でも迷う心配がなくなりますし、周辺にどんな施設があるのか知っておくと、不足の事態にもすみやかに対応することができます。
3:営業時の記録を残しておく
最後に飛び込み営業時の感触を書き込みます。
この時、感触が良かった又は可能性がありそうな相手については、積極的にアプローチをかけていくことになります。
契約を獲得するには先々までアポイントを取り付けることが重要ですが、アポイントを取り付けるためにはこまめに連絡を取るのが効果的です。
そのため「営業した日付とその内容」を記録することで周期を管理し、適切なタイミングで営業を掛けるための仕組みをつくりましょう。
営業手段としては「電話・手紙・訪問」の3つがあるので、手段ごとに記入欄を設けます。
表を作成するのも良いでしょう。
そこに、どのような行動をいつ取ったのか、営業手段ごとに日付けを記入しておきましょう。
たとえば、5月12日に電話を掛けたなら、電話の列に5/12と記録します。
そして、その右側の空いたスペースに電話で話した内容を記録したり、もし相手からの要望があれば次回までにやっておくことを記録しておきます。
前回の営業からあまりにも期間が空くと相手から忘れられてしまうので、2〜3週間に一度は必ず訪問営業を行うなど自分ルールを決めておくと自然と営業に出かけるようになりますよ。
あとは、これらの作業を契約に繋がるまで繰り返し実施します。
ペンディングノートにオススメのアプリ3選
ここからはペンディングノートをデジタル端末で作成・管理したい場合におすすめのアプリを3つご紹介いたします。
Evernote
Evernoteはノート上でさまざまな情報を一元管理できるアプリです。パソコンはもちろん、スマホからも利用できます。
他社サービスとの連携も行っており、SalesforceやSlack、Gmailなど人気サービスと連携すればEvernote上で編集した内容が同期されます。
うまく使えばGmailやOfficeメールなどを確認しなくてもEvernoteだけ見れば事足りるようになるかもしれません。
なかでも注目はWebクリッパーという機能で、ノートにそのままWeb記事を貼り付けることができる非常に便利な機能です。
この機能を使えば、企業情報をまとめたりする手間が省けますし、興味深い記事を企業ごとに関連づけて管理できます。
広告を排除できるのも地味に嬉しいですね。
また、todoリスト機能もあるのでタスク管理にも使える便利なアプリです。
OneNote
OneNoteはマイクロソフト社が提供するノートアプリで、アプリ内のあらゆる機能が無料で使えます。
こちらのアプリもEvernote同様、Web記事のクリップ機能やtodoリスト機能が搭載されています。
描画機能がとても優秀で、手書きやタッチペンを使って自由に書き込むことができます。
よりノートに近い形で直感的に編集できるのは嬉しいですね。
データは同社の提供するOnedriveに自動的に保存されるので、編集時にアプリが落ちてデータが消えてしまう心配もありません。
5GBまでは無料で保存できますが、それ以上保存したい場合はOnedriveのオンラインストレージ容量を購入しましょう。
Stock
Stockは「チーム内でノートの情報を共有したい!」という方に便利なノートアプリです。
40ノートまでは無料で作成できるので、営業をかける予定の企業が40以下におさまるならば「お得に」ペンディングノートとして使えますね。
商談記録や業界情報などを仲間内で共有し合えば、より多角的な視点から取引相手を捉えることができますし、営業ノウハウの蓄積にもなります。
また、アプリ内でやっておいてほしいことを依頼することもでき、依頼されたタスクをまとめて確認する機能も付いているので、チームとしての連携を高めたい方にはおすすめです。
まとめ
今回は営業マンにオススメのペンディングノートのつくり方と、デジタル端末での作成に便利なアプリを3つご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
Evernoteは他社サービスとの連携が充実していて、情報を一元管理するのに便利です。
OneNoteは描画機能が優れていて、直感的なノート作りを可能としていますし、Stockは企業ごとのノートを作成し情報をひとまとめにでき、まさにペンディングノートのような使い方ができます。
それぞれの良さがありますし、自分に合っているかどうかは使ってみないとわからないため、一概にどれが良いという訳でもありません。
いずれのアプリも無料で試すことができるので、まずは気になるものから使ってみてはいかがでしょうか。