今回の記事は、愛知県江南市にある株式会社ルナクラフトの取り組みについて紹介したいと思います。
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【事業内容】3DCADを使った製品の設計・開発支援!
まずは今回の取材対象となっている株式会社ルナクラフトがどのような仕事を行っている会社なのか紹介したいと思います。
株式会社ルナクラフトについて
株式会社ルナクラフトは愛知県江南市にある製品設計・開発の支援を行っている会社で自動車内外装部品の設計・開発やモデリングを行っている会社です。
2000年に設立して今年で18期目になるのですが、現在26名の社員が在籍しており大手自動車メーカーを中心に数多くの取引実績がある会社になります。
事業内容について
株式会社ルナクラフトではCATIA(キャティア)という3DCADを使って製造部品の設計・開発支援を行っています。
CATIAとは・・・?3DCADの中でもグローバルに使われているソフトの総称です、CADでけではなくCAE(解析)、CAM(加工データ)等も備えるトップレンジのシステムです。
3DCADとは・・・?2次元(平面)ではなく立体的(3次元)な構造設計ができるCADを指します。
専門用語が多く、慣れない方には分かりづらいかと思います。
簡単に紹介すると、メーカーが製品を開発する際に必要な製品設計の知識を有するエンジニアを株式会社ルナクラフトのスタッフが支援することで、クライアント企業で不足している設計技術の提供を行っているサービスになります。
主には自動車の内外装部品や機能部品、ボデー関連部品などを開発する工程において技術提供を行っており、製品の設計構想から試作品の開発、量産品の設計・開発まで一貫してのサポートを行っています。
案件の多くはクライアント企業に入り込んで設計・開発業務を担うのですが、クライアント企業との条件次第では案件を持ち帰って自社で設計・開発をすることもあり、要望に合わせながら委託、請負、派遣の様々な業務形態に柔軟に対応しています。
競合他社にない技術力を提供することで技術や人材が足りていない製造業を支援していく。
まさに日本の製造業を陰から支える存在であるといえます。
また近年、株式会社ルナクラフトでは自社設計製作販売の3Dプリンター事業を立ち上げ製造業を始めとするお客様へ個々のカスタマイズ販売や導入サポート等も積極的に行うと共に産学協同にて次世代型プリンター開発業務も行う事で新たなマーケット抽出を目指す事で事業の拡張へと繋げようとしています。
その事業の関連サービスとして所有の3Dプリンターを使って製品の試作、製造等を請け負う事業も行っています。
このように時代に応じてメーカーが課題を抱えている製品設計・開発の技術課題を支援することで株式会社ルナクラフトは日々成長を続けているのです。
社員のモチベーションを高めるために
現在、設計・開発の業界では、株式会社ルナクラフトに限らず、業界全体的に人手不足が続いており人材の確保と育成が大きな課題になっています。
設計・開発業務を外部に依頼している企業にとっては技術エンジニアの確保は常に優先的な課題に感じているといっても過言ではないといえます。
そのため設計・開発支援を行っている会社にとっては人材育成が肝となってきており、当然株式会社ルナクラフトでも人材の採用や育成にかなり力を入れています。
しかし、今の時代は簡単に人材を増やせるほどあまくはありません。
人材の定着がいかに難しいか
製品設計・開発の業界は常に人手不足の状況があります。
また技術力を持っているエンジニアであればあるほど提供できる価値が大きくクライアントからの要望も強いと言えます。
クライアント企業のなかには技術力の高いエンジニアがいるのであれば常に求めている企業も数多くあるほどです。
そこで株式会社ルナクラフトでも積極的にエンジニアの採用を行い、研修や現場を通じて経験を積ませることで技術力を持った人員を多数確保するように努めてきました。
しかし、ここで大きな問題がありました。
他社にないような製品設計・開発の技術を持ったエンジニアをクライアント企業に向かわせるとクライアント企業ではその人材を長期常駐する案件に適用することも多くあります。
そこで起こってくる問題が、技術力のあるエンジニアが常駐先企業から人材の引き抜きにあってしまうことでした。
当然、稀なケースではあります。
しかし、今まで手塩にかけて育てたエンジニアを大手企業が好条件の採用を出して引き抜いてきたのでは、株式会社ルナクラフトとしてはたまったものではありません。
ただ、エンジニアとすれば、大手企業から就職勧誘と好条件の採用を出されたのであれば応じてしまう気持ちも分かります。
このような問題を抱えながら株式会社ルナクラフトではどのように自社の人材定着を行っていったのでしょうか?
社員のモチベーション(帰属意識)を高めるために
株式会社ルナクラフトの社員は皆モチベーションが高いといえます。
常駐先の企業よりも株式会社ルナクラフトを好きで選んでいるメンバーが揃っています。
業界全体として先に挙げたような問題があるなかで、株式会社ルナクラフトでは社員のモチベーションをどのように保っているのでしょうか?
実は株式会社ルナクラフトでは代表である沢田氏の考えから、社員1人1人のモチベベーション管理を徹底するようにしています。
会社の部署内でチームをつくり、各チームリーダーがメンバーのモチベーション管理や抱えている悩みを逐一聞くようにしています。
またその状況を会社としても常に把握できる体制をつくっています。
そしてそれ応じて会社としてできるメンタルサポートなども実施すると共に普段は離れた職場で働くスタッフの交流を図る場を設けスタッフ間の繋がり蜜にするようにしているのです。
また会社を単純な人の集まりではなく、何の目的を持っている集団なのか明確に打ち出すことで社員のモチベーションを保つようにしています。
いわゆるビジョンや会社理念の共有を積極的に行っているのです。
これにより各社員が他ではなく株式会社ルナクラフトで働くことに対してモチベーションを持っており、仮に他社からの話があったとしても魅力を感じなくなっているのです。
現在、株式会社ルナクラフトでは新卒の採用も精力的に取り組んでいます。
純粋でやる気に満ちたメンバーに自社のビジョンや理念を共有することで、長い視点でみれば、不定期での採用となる技術力を持った中途採用を行うよりもモチベーションの高いメンバーを育成し配属する事がより以上の価値を自社やクライアント企業に提供することができると考えるためです。
またそのために株式会社ルナクラフトでは現状の取引先以外への新規開拓営業も積極的に行っています。
主要な取引先である自動車業界への営業もさることながら他業種への営業活動も精力的に行っているのです。
会社と社員が向かうべき方法性を共有しながら現場で実務経験をつけていく。
このような状況をつくりだすことで株式会社ルナクラフトは技術力のあるエンジニアを輩出しつづけているといえます。
IB’sEYE:社員のモチベーション管理が上手い!他社にはない徹底した人材定着!
株式会社ルナクラフトの強みは設計・開発の技術力があるエンジニアを提供することだけではなく、その人材を安定して採用・教育できる環境にあると思います。
そのために行っている各社員の状況把握、そして方向性の共有などは他社では取り組んでいない内容だと思います。
このような取り組みは時間がかかるためなかなか実行できない企業が多いです。
しかし、それを愚直に行っていく。
株式会社ルナクラフトは今後も製造業を支える存在として成長し続けるのだと思います。