世の中には自分から「やります」と手を挙げておきながら、実際には実行しない、いわゆる口だけで行動が伴わない人がいますよね。
上司や取引先が口だけタイプの人だと、自分もできないような無理難題を押し付けてきたり、人に厳しく自分は言い訳ばかりと言った具合に振り回されてしまいます。
そして、そんな口だけの人が営業マンには多いという意見をネット上で目にすることもあります。
それは本当なのでしょうか?
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営業マンは口だけ達者な人が多いって本当?
統計が取られている訳ではないためあくまで主観にはなりますが、営業マンに口だけ達者な人が多いというのは、偏見によるところが大きいかなと思います。
たしかに、営業マンに口が上手い人が多いのは事実かもしれません。
営業マンは普段から不特定多数の人とコミュニケーションを図り、雑談などの何気ない会話から相手のニーズを引き出しているので自然とトークスキルも磨かれていきます。
一方で、口だけかどうかはその人次第なところがあります。
社会にさまざまな人がいるのと同じように、営業マンにもいろんなタイプの人間がいます。
ただ、火のないところに煙は立たぬという諺(ことわざ)もありますよね。
どうして営業マン=口だけというイメージを持たれているかについて考えていきましょう。
なぜ営業マンは口だけというイメージを持たれるのか
どうして営業マンは口だけというイメージを持たれてしまっているのでしょうか?
営業マンと関わりのある人たちの立場から考えてみることにします。
営業マンが口だけであることによって振り回される可能性があるのは主に以下の人たちですね。
- 社外の取引先、取引先との取引がある会社
- 社内の技術職や事務職など、営業部と関わりがある部署の人たち
社内であれば、こちらにあまり利益がない条件での契約(いつも短納期ばかり、過度な値下げなど)により、技術職やその他の人たちの負担が増えること。
社外の場合であれば、「アフターフォローをきちんとする」と言っておいて対応が悪かったり、「〜〜する」と言っておきながら実際にはしない、そんな営業マンによって振り回されている姿が想像できます。
本来であれば出来ないことは「出来ない」と営業マンが正直に話すべきなのですが、ノルマに追われて精神的な焦りもあります。
なんとか契約してもらうために随分と話を盛ってしまう営業マンや、無理な納期でもNOと言えず、「お客様のためだから」と社内の人に無理を言って納期に間に合わせることを繰り返す営業マンも中にはいるでしょう。
もちろん、いつも無理ばかりではたまらないので社内の人間からも「次からは無理って言え!」と叱りを受けますが、
お客さまの要望に対してNOと言ってしまえば、顧客との関係性を壊してしまうリスクもありますから、営業マンが強く言い辛い立場にあるのも事実です。
しかし、営業職には営業職なりの、技術職には技術職なりのやり方・考え方があります。
お互いが理解しあうためには話し合いが必要なのですが、意地やプライドが邪魔をしてそれも難しいのでしょうか。
その結果として悪い印象だけが残り、「営業マンは口だけ」というイメージになっているのかもしれませんね。
口だけ営業マンとはどう接するといい?
営業マンには営業マンなりの苦労があるんだな、ということが理解して頂けたのであれば幸いですが、やはり現実問題、口だけの営業マンに振り回される側もたまったものではありません。
口だけ営業マンとはどう接していくと良いのでしょうか?
解決策は人それぞれだと思いますが、基本的には「どちらかが先に歩み寄る」しかないでしょう。
具体的には、自分の上司に相談する、一度口だけの営業マンに自分たちのリアルを打ち明けてみる、といったアクションが起こせそうですね。
あとはシンプルに、相手のことを理解しようとすることも重要だと思います。
人それぞれ生まれ育った環境も違えば、大切にしていることも違います。
自分にとっての当たり前も、相手にとっては当たり前ではないかもしれません。
お互いの理解を深めることが関係性修復の第一歩になるはずです。
まとめ
今回は営業マンは口だけ達者な人が多いのは本当なのか?についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
営業マンに口だけ達者な人が多いというのは、偏見によるところが大きいのかなと思います。
ですが、もし口だけの営業マンに振り回されているのであれば、相手のことを理解することを意識してみてください。
自分からすると相手の行動が理解できなくても、相手の立場や考えについて知ることで落とし所が見つかる可能性があります。
相手が変化することには期待できないので、自分の行動や考え方を変えていきましょう。