あなたがマーケティング担当者なら、広告キャッチコピーの作成やランディングページの制作を行ったことが
一度はあるのではないでしょうか。
そんなとき、ベネフィットの作り方を知っていると簡単に効果を出せるキャッチコピーを次々と考えることができます。
この記事では、初心者でも簡単に作れる「ベネフィットの基礎的な作成方法」についてご紹介します。
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ベネフィットとは何か?
マーケティングにあまり詳しくない場合、「ベネフィットって何?」と思われるかもしれません。
ベネフィットとは、あなたの商品・サービスを買った人が得られるメリットのことです。
ん?と思われた方は、次の「メリットとベネフィットの違い」を読んでいただければ理解できます。
メリットとベネフィットの違い
メリットは、売り手目線で商品の特徴や良さを説明するのに対し、ベネフィットは商品を買った人が
将来得ることができる姿を説明します。
具体例として、パソコンを挙げてみましょう。
メリットの例
「最新CPUを積んだ高性能パソコン最安値!メモリ32GB/SSD1TB搭載!」
「性能と消音性を徹底的に高めた最新ゲーミングPC!」
ベネフィットの例
「オンラインゲーム仲間が羨むハイスペックPCが格安で手に入る!」
「常に60fpsをキープし続けるヌルヌルPCが欲しい方へ」
メリットを訴求したキャッチコピーや広告文は、直近でニーズを感じている人しか
訴求することができません。なぜなら、商品の特徴を述べているだけでは、相手の感情を動かすことはできないからです。
もしあなたが家電量販店に行って、営業マンからパソコンの性能の高さについて長時間熱弁されても、
「ふーん。そうなんだ。」程度にしか思いませんよね?
営業マンから「ハイスペックなパソコンを購入することで、どんな未来が待っているのか。」を説明されたら、
「この先5年は処理速度で悩まなくて良いなら、ちょっと欲しいかも!」と心を動かされれるのです。
ベネフィットは、商品を買うことで得られる将来像について訴求することができるため、
ただ単にメリットを訴求するよりも、読み手の感情を強く動かすことができるのです。
ベネフィットの作り方
それでは、実際にベネフィットを作ってみましょう。
自社の強みを全て洗い出す
効果的な広告文を作るにあたって、まず最初に行うことはメリットの洗い出しです。
あなたの会社の商品・サービスの強みや特徴を紙もしくはWordなどに思いつくだけ全て書き出します。
自分一人のアイデアには限界があるので、できれば他の人にも依頼することでアウトプット量が増えます。
「高品質」「長持ち」「送料無料」など色々思いつくと思いますが、一人10個以上は書き出しましょう。
このとき、できるだけ具体的に深掘りしたメリットを書き出すことを心がけます。
机を販売している会社を例として、「高品質」というフレーズを更に掘り下げるとするなら、
「国産の素材だけを使用して、職人が全工程を手作業で組み立てているから高品質」など、
なぜ高品質なのか?という点を具体的に記述することで、広告文を作成する際に文章イメージが
湧きやすくなります。
強みをベネフィットに言い換える
ベネフィットとは、商品・サービスを利用した相手が感じるメリットのことです。
お客様は商品を購入すること自体が目的ではなく、商品を購入することで得ることができる
メリット(ベネフィット)に対する対価としてお金を支払っています。
訴求力の高いベネフィットを広告文に使用することで初めて「クリックしたくなる」広告が出来上がります。
先ほど紙に書きだした強みだけを使用して広告文を作っても、広告を見た人には単なる自社の商品説明に
写ってしまい、広告をクリックして先を読みたくなる広告文にはなりません。
そのため、作成した強みをベネフィットに変換するという作業を行います。
先ほどの机の例を使用して、「高品質」という特徴をベネフィットに言い換えると、「使うほど味が出る机」
「世代を超えて使用できる机」など、机を買った後に手に入るメリットを書くことで、
広告を読んだ人は購入後の使用イメージが湧きやすくなるため魅力的なフレーズが出来上がります。
強み・ベネフィットを組み合わせて広告文を作成する
これまで作成した強みとベネフィットを使い、実際に広告見出しと広告文を作成していきます。
作成したベネフィット一覧から、想定するターゲットに対して最も効果的なものを選びます。
最も効果的なベネフィットの選び方
このとき、最も効果的なベネフィットを選ぶ方法ですが、私の下記の方法で行っています。
まず、商品を買って欲しいターゲットを決め(ペルソナを作成すると効果的です)、
決めたターゲットに対して最も響くであろうベネフィットを、自らの主観もしくは社内の多数決で
決定します。どのベネフィットを使用するか決めたら、広告を配信して管理画面で広告効果を見ながら
広告文を変更している方法です。
どのベネフィットが最も訴求力が高いのかについては、実際に広告を配信してみないことには分かりません。
最後に
効果的なベネフィットを作成できるようになるには、とにかく数をこなすことが重要です。
数パターンかベネフィットを作成したら、まずは実際に広告文で使用したり、ランディングページの
ファーストビューに取り入れて反応をテストすることが重要です。