営業マンといえば、会社の顔として売上を作る大事な役割を果たす職種です。
日本では、高度成長期に営業マンの数が右肩上がりとなるほど、経済が盛んになるに伴って営業マンも純増しました。
しかし、2000年をピークに、15年で130万人の営業マンがいなくなったという現実があるのはご存知でしょうか?
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どうして15年で130万人の営業マンがいなくなったのか
1980年代に営業マンの数は230万人から400万人へと+74%の大幅増加を記録したものの、バブル崩壊を受け、2000年に468万人とピークを更新して以降、2015年に336万人と130万人の営業マンがいなくなりました。
2000年以降、日本の経済が衰退したわけでも、人口が大幅に減少したわけでもないにもかかわらず、どうしてこのような事態になってしまったのでしょうか。
そんな、どうして15年で130万人の営業マンがいなくなったの?の疑問の答えに迫っていきます。
小売業・卸業などの流通経路の発達
一昔前は、コンビニなどの24時間営業するお店が珍しく、年末年始も店舗休業日とする小売店が多くありました。
しかし、現代では、コンビニが歩いていける距離に数軒あったり、元日から営業する店も多く、小売業や卸業が活発になりました。
この頃から、足で稼ぐような営業活動を行わない販売職を含む「営業・販売事務職が」、減少した人数には及ばないものの大きく増加してきました。
これは、従来の多重的な卸売構造が整理され、コンビニや大型商業施設の普及などによる流通経路の発達や合理化が進んだことを指しています。
営業マンを介さずとも手軽にモノが購入できるようになったため、営業マンがだんだんといなくなっていきました。
インターネット時代への突入
2000年からだんだんといなくなった営業マンですが、時代背景とリンクさせていくと、この頃からインターネットが普及してきました。
学生でも携帯電話を持つようになり、インターネットで通販を楽しむようになり、と現代で当たり前のネット生活が始まったのもちょうどこの頃です。
インターネットでモノを買う以外にも、保険などのこれまで営業マンを介して契約してきたサービスもネット完結で契約できるようになりました。
人を介して購入する良さもありますが、人件費がかからないネット購入は価格も抑えられることが可能です。
「煩わしい勧誘なく、安価にサービスを受けられる」ことが、現代人にとってメリットとなり、営業マンがいなくなる要因を引き起こしました。
AIなどの科学技術の普及
近年、インターネットサイトやLINEの公式アカウントにアクセスすると「チャットボット」と呼ばれる、AI技術を用いてまるで人と会話してるかのようなサービスが普及してきました。
これまで営業マンがやっていたことを、AIが代替してくれるようになったことも営業マンが15年で130万人もいなくなった要因です。
その他にもD2C(=Direct to Consumer、小売業や卸業を介さずにネット上で、商品のレコメンドや販売を行う仕組み)が流行していることも、営業マン不要でユーザー満足度の高いサービスが行えるようになったことも大きな影響といえます。
まとめ
今回は、どうして15年で130万人の営業マンがいなくなったの?について、解説していきました。いかがでしたでしょうか。
日本国内で様々な技術の発達により、営業マンが不要になったことで15年で130万人も営業マンがいなくなったことが判明しました。
とはいえ、人を介してモノやサービスを体験するニーズがゼロになったわけではありません。
営業マンの仕事はやりがいがたくさんあります。
今回のことは念頭に置きながら、必要とされる営業マンを目指していってくださいね。