営業マンのみなさんは、「WBS」をご存知でしょうか?
もしかしたら、テレビニュース番組の「WBS」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回解説する「WBS」は、プロジェクトを計画する際に用いられる作業分解と構造化の手法です。
従来であれば、営業マンではあまり用いることは少ないのですが、大きな案件を進行する際には営業マンでも知っておくべき手法です。
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営業マンも知っておくべきWBSとは?
WBSとは、
- Work(作業)
- Breakdown(分解)
- Structure(構造化する)
の頭文字から成立しており、「ある作業を分解して、構造化する」ことを指します。
基本的には、システム開発やプロジェクト進行の際によく用いられており、プロジェクトの最終的な成果物を作り上げるまでに必要な作業をできる限り細分化し、その作業を一覧化したものになります。
WBSの基礎知識と作り方を解説
WBSの概要が理解できたところで、WBSの基礎知識と作り方の解説に移っていきましょう。
<WBSの基礎知識>
主にエンジニアの仕事でも用いられるWBSをですが、「営業マンはどういった場面で作成したほうがよいか?」と疑問に残りますよね。
営業マンがWBSを用いるべき場面は、次のような悩みに遭遇したときです。
作業の優先順位を明確化したいとき
日々忙しい営業マンは、やるべき作業も多くなりがちですよね。
そんなときは、WBSを用いて、作業の細分化→優先順位付けとしてWBSを用いると、やるべきことが見える化できます。
1つのプロジェクトに関わる人が多く、認識を合わせをしたいとき
大規模案件であれば、複数の人が関わることもしばしばありますよね。
そんな際には、プロジェクトに関わる人全員の認識合わせとして、WBSが必要になります。
プロジェクトの最終的な成果物を言語化し、必要な作業を一覧化することで、全員が同じ目標に向かうことができます。
また、一覧化した作業には担当者と所要時間や納期を記載することで、進捗確認にもつながります。
<WBSの作り方>
営業マンがWBSを作成するために必要なフローとしては、大きく3つあります。
①最終的なゴールに向けて必要な作業を洗い出す
まずは、最終的なゴール(=成果物やあるべき理想の状態など)に向けて、必要な作業を洗い出しましょう。
ここでのポイントは、できるだけ作業を細分化し、洗い出した作業に抜け漏れがないかチェックすることです。
ここで作業が曖昧だったり、抜けている作業があったりすると、プロジェクト進行に遅れが生じる原因となります。
②洗い出した作業を構造化する
「構造化する」と言われると難しそうに聞こえますが、要するに、①で洗い出した作業を最終的なゴールに向けて取り組むべき順番にし、分類していくことです。
分類としては、「情報収集」「資料作成」というように見出しをつけていくイメージで問題ありません。
③洗い出した作業に対して、工数や納期をつけていく
②で、作業を取り組むべき順番に並び替えたので、あとは各作業にかかる工数や納期をつけていきましょう。
複数人が関わるプロジェクトだと、進捗が見えづらくなりがちなので、WBSを用いて進捗状況を把握するようにしましょう。
まとめ
今回は、営業マンも知っておくべきWBSとは?と題して、基礎知識と作り方を解説していきました。いかがでしたでしょうか。
あまり営業マンでは用いている人が少ないWBSですが、作業の明確化や進捗状況把握ができるので、複数人がかかわるプロジェクトを進行する際にはぜひ活用してみてくださいね。