仕事ができる営業マンに対して「あの人は人間力が高いなあ」と評価されることがよくあります。
売れる営業マンは人間力が高いとよく言われるのですが、実際のところ「人間力」とはどのような能力なのでしょうか?
また、人間力を高める方法があるのかどうかについても気になりますよね。
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売れる営業マンに必要な「人間力」とは
平成15年に内閣府によって「人間力戦略研究会」が設置されました。
内閣府人間力戦略研究会は「人間力」とは『社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力』と定義しています。
人間力の具体的な構成要素は
- 想像力、論理的思考といった『知的能力要素』
- コミュニケーションスキル、リーダーシップ、他者を尊重する心といった『対人関係力要素』
- 意欲、忍耐力などの『自己制御的要素』
上記の3つです。
シンプルにいうならば人間力とは「社会で生きていくための力」と言い換えることができます。
売れる営業マンになるための「人間力」を高める方法
「人間力」とはどのようなスキルなのか理解できたところで、続いては売れる営業マンになるための「人間力」を高める具体的な方法をご紹介していきたいと思います。
「人間力」を高める方法1:たくさん本を読む
物事を多面的に捉える、いろんな人の考え方を理解するために本をたくさん読むということは実に効果的です。
本はいろんな人の物の見方を知ることができ、自分になかった視点を与え視野を広げてくれます。
著者やランキングなどで選ばず背表紙だけ見てフィーリングでどの本を読んでみるか決めて読むと自分が普段選ばないような意外な本にたどり着き、自分が持っていない価値観に触れることができ面白いですよ。
本を読む習慣がないという人も1日の間に10分でもいいので本を読む時間を作ってみてはいかがでしょうか。
「人間力」を高める方法2:思いやりの精神を持つ
「人間力」は社会で生きていく力とも言えると冒頭でお話ししました。
社会で生きていくためには人と人とのつながり、関係性がとても大切です。
自分中心に行動するのではなく、思いやりの精神を持つように意識を変えて生活してみましょう。
とはいえ言葉で言うのは簡単でもなかなか行動にうつすのは難しいものです。
まずは目の前の仕事・生活の中で小さな思いやりポイントを見つけてみてはいかがでしょう。
「営業事務の人が早く帰れるようにこの仕事は午前中には引き継ぐようにしよう」
「お客様にわかりやすいように文章だけでなくグラフにしてみよう」
など、些細な努力でも積み重ねれば気の利く人、思いやりのある人の行動が習慣づけられていきます。
「人間力」を高める方法3:経験を積む
本を読んだり人と話したりすることもとても大切ですが、「人間力」を高めるためには実際に自分自身が様々な経験を積んでいくことも大切です。
やったことがないことに挑戦し、自分が見たことがなかった世界を知ることでまた一つ人間として高められていきます。
趣味がないという方も多いと思いますが、趣味の世界は奥が深く人間力が高められるきっかけがたくさん広がっていますので、友人の趣味に付き合ってみる、お客様が最近ハマっていることを聞いて自分も試してみるなど、まずは気軽に始められることから経験してみましょう。
「人間力」を高める方法4:自己に向き合う時間をつくる
忙しい営業マンの方はなかなか自分自身と向き合う時間を作れている人は少ないのではないでしょうか。
多忙な毎日の中でそうした時間を作ることは後回しになりがちですが、少しでも自分と向き合う時間を作るようにしてみてください。
今日はこんなことがあった、こう感じた、あれは良くなかったから今後はこうしよう、明日はこういうことを心がけようなど、一日を振り返ったり今後どうしていきたいかを整理したりすることで忙しい日々の中にも心の余裕が生まれます。
反省だけでなく、自分自身の良かった点も自分で認め評価していくことで自己肯定感も高まりますよ。
頭の中で自分と対話するだけでなく、紙に書き出すことも効果的です。
ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は 売れる営業マンに必要な「人間力」とはどういったものかをご説明するとともに、人間力を高める方法をご紹介いたしました。生まれつき「人間力」が高い人というのも存在しますが、「人間力」は実際に社会の中で人と接し生きていく中で高めていくことができます。本をたくさん読みいろいろな方の考え方に触れ、実際に自分自身に身につくまでは見様見真似でもいいので他人を思いやる気持ちを大切にまずは行動してみましょう。そうして意識の高い状態で経験を積んでいくうちに自ずと人間力が高められ、あなた自身の宝になっていくはずです。