2019年12月に中国で確認された新型コロナウイルスは世界各国に爆発的な勢いで拡散し、日本で初の感染者が2020年1月に確認されて以降、都心部を中心に感染者が増え続け、ビジネスの世界にも影響が及びました。
コロナウイルスの飛沫感染する性質により、感染流行地域の企業からのアポイントを断る企業が出るなど、対面が基本の営業職には厳しい状況となっている訳ですが、営業マンの平均年収は昨年からどのくらい変化しているのでしょうか。
もっと高収入で安定した会社に転職したいなら
若手ハイクラスに特化した転職サイト
- 例1今の営業職は好きだけど給料や待遇に満足いかない
- 例2もう営業職は辞めたいけど他の職種に転職できるか不安
- 例3自分の将来、今の仕事のままでいいのかな?
- 例4貴重な時間や可能性を無駄にしているかも
- 例5私を欲しがっている企業がいるなら転職したい
支援品質満足度No.1
若手ハイクラス向け転職サイト「VIEW」に今すぐ登録
若手のキャリアアップを目指す案件が充実!
転職支援に留まらず、キャリア形成をサポートするエージェントからスカウトが届く!
【2021年最新】営業マンの平均年収<年齢別>
20代から50代までの平均年収を、2019年、2020年、2021年の3年間でどれくらい変動したのか比較しながらご紹介しましょう。
- 20代の平均年収:378万円
- 30代の平均年収:500万円
- 40代の平均年収:582万円
- 50代の平均年収:676万円
20代営業マンの平均年収は、2020年の375万円から2021年は378万円へと、3万円ほどアップしています。
2019年の平均年収は372万円で、2020年の375万円へ3万円アップしていることから、20代の営業マンの平均年収は金額は少ないものの順調に上昇を続けているといえます。
30代営業マンの平均年収は、2019年に507万円だったものが2020年に497万円へ10万円ダウンしてしまいましたが、2021年には500万円へと3万円回復しました。
40代営業マンの平均年収は、2019年の595万円から2020年の572万円まで23万円もダウンしたものの、2021年は582万円と、他の年代層の2倍以上にあたる10万円のアップという復調の大きな兆しを見せています。
50代営業マンの平均年収は、2019年の698万円から2020年の672万円まで26万円のダウンと他の年代層より下げ幅が大きく、2021年は676万円へと4万円アップしました。
2020年の平均年収は、2019年に20代を除く年代層で起きた大幅な平均年収のダウンから徐々に回復し始めていることが分かります。
【2021年最新】営業マンの平均年収<業界別>
大手求人会社が毎年まとめている平均年収を参考にしながら、営業マンの平均年収を2019年と2020年で比較しながら見ていきましょう。
- 営業職全体の平均年収:442万円
- 医療系営業マンの平均年収:697万円
- 金融系営業マンの平均年収:527万円
- 保険営業マンの平均年収:425万円
- IT系営業マンの平均年収:428万円
- 食品・消費財メーカー営業マンの平均年収:411万円
2019年の全業種から算定した営業職全体の平均年収は442万円。
営業職において常にトップの位置にある医療系営業マンの平均年収は、MR(医薬情報担当者)は658万円から697万円へ39万円の増額、医薬品メーカーは659万円から573万円と86万円の減額、医療機器メーカーは543万円から559万円へ16万円の減額となりました。これは新型コロナウイルス対策のために医薬情報が最優先された結果と言えるでしょう。
経済の波に敏感に反応する金融系では、リース(金融)が546万円から527万円へ19万円の減額、証券が468万円から500万円へ32万円の増額、不動産金融は486万円から432万円へ54万円の減額と、先行きの不透明さから激しく変動しています。
また、保険の営業職は406万円から2021年は425万円へ19万円増加しているのも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているとの見方があります。
2020年8月までの調査ではIT・通信は470万円から478万円へ、インターネット・広告・メディアは430万円から428万円への変動幅となっていますが、2020年9月以降から大手だけではなく、中小企業もリモートワークやインターネットを使った会議を取り入れる方向へ仕事の仕方を大きく変えているため2021年3月現在とはかなりの誤差があるものと考えて下さい。
生活に密着する営業では、食品・消費財メーカーは435万円から441万円へ6万円、小売・外食が405万円から411万円へ6万円、サービス系は397万円から400万円へと微増し、家具・インテリア・生活雑貨は397万円から396万円と1万円差と新型コロナウイルスとそれに伴う経済変動に左右されていません。
しかし、食品・消費財と小売・外食に関しては、調査が行われた2020年9月以降の営業時間短縮や営業自粛要請後の数字が反映されていないため、実際には2021年3月現在において営業実績が下降し、平均年収も下がってきています。
まとめ
今回は、営業マンの平均年収はどれくらいなのか、2021年の最新情報をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
年齢別平均年収は、20代では堅調なアップを続けており、30代と50代では小幅ながらアップしています。
40代は気力・体力と経験値のバランスが最も良好な年代ということもあり、平均年収の上昇額が最も高くなりました。
また、2020年の平均年収と比べると、2021年最新の営業マンの平均年収の変動は、医療関係の業種と金融系の業種ではより顕著でしたが、新型コロナウイルス蔓延の影響が他の業種でも随所に見られました。
年齢・業種による営業マンの平均年収を比較する際、ぜひ参考にしてみて下さい。