営業のことを「営業マン」という呼び方がありますが、男女平等の観点から昨今では使いづらい言葉になっています。
「営業マン」は男性をイメージさせる「マン(man)」というワードがくっついており、女性営業職を指す言葉としては不適切だからです。
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営業マンって男性向けの言葉?
営業マンの「マン」は英語で表記すると「man」、つまり男性を示す言葉です。
営業マンは男性に向けて使う言葉かという問いに対して、答えはYESとなります。
しかし性別を特に意識せず、営業であれば誰しも営業マンと表現する方もおり、人それぞれなところもありますね。
最近は男女の分け隔てなく表現できるよう、海外では「セールスパーソン」という表現をすることが増えてきました。
「パーソン」は人、人間を意味するので男女の区別はありません。
日本でも近年は「担当者」「営業の◯◯」というように「営業マン」という表現を使わなくなってきた企業も多いです。
職業においても男女平等を推進するため、「営業マン」という言葉ではなく「担当者」や「営業の〜」という表現を使う方がベターです。
「看護婦」を「看護師」、「保母さん」を「保育士」、「カメラマン」を「フォトグラファー」などと呼ぶようになってきたように、営業においても男女平等を意識した呼称に変えていくのが時代に即していると言えます。
女性営業職への言い方は?
「営業マン」という表現はあるものの、女性を示す言葉として「営業ウーマン」という言葉はありません。
女性営業職を表現する場合は先ほどご紹介したように「営業担当」「担当者」「(シンプルに)営業」と表現するのが良いでしょう。
会社によっては「セールススタッフ」「マネージャー」「コーディネーター」「プランナー」といったように、「営業」というワードを露骨に連想させない名称にすることで男女の分け隔てをなくすだけでなく、お客様にとってもいい印象を与えるようにしています。
「営業マン」と聞くとやはりお客様もどうしても「商品を売りつけられるのでは」と身構えてしまい、せっかくお客様の課題解決の一助となる商品やサービスを紹介したくても門前払いを食らってしまうことがあります。
呼称を変えて「営業=商品を売りつける人」という根強く印象づいてしまっている負のイメージを取り払うのも営業活動をスムーズに進める効果的な方法であるでしょう。
まとめ
今回は、「営業マン」が男性を指す言葉であることへ焦点をおき、女性営業職を表す表現についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。
男女平等の観点からもコンプライアンス的にも、「営業マン」という呼称をやめ、「営業担当」「担当者」といったような男女分け隔てなく表現できる呼び方を使うようにしましょう。また、「マネージャー」「コーディネーター」など、肩書きにあえて「営業」というワードを入れないことによって、営業に対して負のイメージがあるお客様へのアプローチを変えるというテクニックもあります。ぜひ参考にしてみてください。