弁当業界というと、従来は宅配弁当、持ち帰り弁当、仕出し弁当のことを指していました。
しかし最近では金額・エリア・個数・好みなどを入れると自動的に弁当会社を選んでくれる、ポータルサイトの出現もあり、多様なサービスにて差別化を考える企業も多く現れています。
弁当業界では流通の関係で使える食材が限られてくるので、どの企業も弁当の中身に差が出しづらいという共通課題があります。
消費者側としても、同じ会社から一定期間頼むと弁当の中身に代わり映えがなくなり、定期的に弁当会社を変える傾向があります。
一方では、どの弁当会社も代わり映えがしないという間違った認識から、何かトラブルが無い限り長く同じところから頼む企業も多い傾向にあります。
今回は仕出し弁当業界において、また営業代行サービスを活用する際の着目すべき点についてお伝えさせて頂きます。
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お弁当を活用する企業の背景
まずは、仕出し弁当業界のターゲットである企業が、どのようなニーズを持っているのかお伝えさせていただきます。
この記事を読んでいる方は既にご存知の情報かもしれませんが、おさらいの意味でお読みいただければと思います。
企業はオフィスランチや会議、イベント期間での食事など、お弁当を食するシーンは様々あります。
また、企業によってはお弁当ではなく自社で食堂を完備しているところも多くあります。
ただし、上記の様に皆で同じ食事を囲んで食べるという風習は年々減っている傾向にあり、特に今の若い世代の方は近くのコンビニエンスストアで自分の好きの食べ物を購入したり、価格が安い飲食店で栄養面でも偏った食生活を送っている方も多くみられます。
よってお弁当を活用する企業の考え方としては、ただ「美味しい」「安い」お弁当が求められていた時代は終わり「社員の健康維持」や「社員満足」に対してお弁当を活用している企業が増えてきています。
仕出し弁当業界は、温かくて美味しい、尚且つお手頃な価格という価値だけでは差別化が出来ない現代において、いかに企業に対して喜んで頂けるお弁当を届けられるか、改めて企業側の目線となって自社の強みを活かした提案力が必要とされています。
現代の企業側の様々なニーズを理解し、改めて自社の強みはどういったニーズを解消できるかを再度認識しして頂くことは、自社の強みを認識して頂くことに繋がり、それは営業代行サービスを活用する中でも役に立つ点になります。
仕出し弁当業が営業代行を使って新規開拓を成功させるコツ
ここからは仕出し弁当業界が自社の強みを活かした新規開拓営業行うに当たって、営業代行サービスをより効率的に活用する方法をお伝えします。
上述した通り、お弁当業界は世の中のニーズと共にそのサービスの種類も増えてきており、より健康志向で社員満足に繋がるサービスを提供することが求められています。
- 企業が持つ社員の健康についての悩みを自社のサービスで解決することが可能か?
- 自社の強みを活かせるターゲットはどこか?
といった観点で、改めて自社の商品やサービスがターゲットのニーズと合致するようなターゲット選定を行うことが新規開拓営業の中でも重要なポイントとなります。
仕出し弁当業のターゲット選定とフォローの重要性
仕出し弁当業では、対象業界が絞られているわけではないので、事前に自社のサービスが活きてくるターゲットを絞り込むことが重要です。
また、他の業界に比べても業者の切り替えの期間も様々で、一度アプローチをした企業に対しても、長期的なフォローをしっかり行うことで、新規参入のチャンスも広がりやすい業界ともいえます。
とはいえ、ターゲット選定とその後のフォローが重要で、営業代行サービスを活用して自社の売上を上げる際には、これらを重点的に行わなければ成果に繋がりにくい傾向にあります。
ここからは、具体的な事例を元にして、ターゲット選定や見込客のフォローについて学んでいきましょう。
仕出し弁当業のターゲット先選定方法
弁当業界の代表的なターゲット先として、一般企業と介護施設・幼稚園・保育園のアプローチが挙げられます。
これら3つのアプローチは、当社に営業代行をご依頼いただいている仕出し弁当業の企業様が最も成功しやすいアプローチ方法でもあるので、今回ご紹介させていただきたいと思います。
それでは、順を追ってご説明させていただきます。
一般企業へのアプローチ
まず始めに一般企業にアプローチを行う際に気を付けなければいけないのは、企業規模によって自社の強みの伝え方を変えなければいけません。
例えば企業の規模が大きいところは自社で食堂を運営しているところも多く、食堂委託業務でのターゲット先としては問題ありませんが、お弁当にてアプローチをする際は、会議やイベントの際に活用してもらえるお弁当を勧めると良いです。
また、逆に企業規模が小さいところでは地元のお弁当屋さんとの付き合いを重要視する傾向が強く、定期的に新商品やサービスを紹介したり長期的なフォローが必要となります。ただし、一度お付き合いを頂いた場合には長期的なお付き合いが可能となります。
大規模、小規模とお伝えしましたが、最もアプローチしやすい規模は中規模企業です。それはお弁当屋の切り替えの期間も他の規模に比べて短く、現状のお弁当屋さん以上に魅力あるサービス内容の提案を待っている企業も多い傾向にあるからです。中規模の企業へアプローチをする際に、お弁当の種類や価格を伝えることはもちろん、独自のサービス内容を伝えることによって他社との差別化を図ることが重要です。
介護施設・幼稚園・保育園への食堂アプローチ
介護施設は国や自治体などが運営する公的な施設へアプローチをすると入札になる可能性が高い業界です。また、刻み食や個別での細かい対応が可能かどうかが、比較検討の際の基準となります。
基本的には栄養士が常駐している割合も高く、細かな対応と共に、運営後の体制やフォロー面を気にしている施設も多い為、細かなサービス対応や配慮が可能であるということを示す必要があります。
幼稚園・保育園に関しては業者を頻繁に変えることもなく、衛生面や安全性といった基準の上で判断して頂くことが前提となりますので、介護施設との違いはきめ細かいサービスを気にされるというより、何よりもバランスが取れていることと、安全な調理環境を伝え、長期的に信頼関係を構築していくことが求められます。
上記の案内は全ての会社に当てはまるわけではありませんが、当社がこれまで多数の弁当業界の会社に営業代行サービスをご提供させていただいた中で、成果の出やすい成功パターンとなっています。
営業代行を活用する際の情報として利用するだけではなく、今後自社で営業活動を行っていく場合にも活用していただければ幸いです。
仕出し弁当業の営業代行成功事例
【仕出し弁当業A社の事例】
自社工場を持っている地域密着型の企業で、お付き合いのある会社の数も決して少ないわけではなかったが、年々その数も少しづつ減ってきている現状があり、今後の行く末に不安を抱き、今回積極的な新規営業に取り掛かる決意に至りました。
基本的にチラシがメインの営業スタイルであり、アポイント提供のスタート時には価格競争に巻き込まれるような商談が多いという課題がありました。
営業代行サービスを活用することによって見込み客を少しずつ増やすとともに、長年地域密着型で行ってきた実績を強みにもとにした顧客フォローの資料を新たに作成し、粘り強くフォローを続けた結果、数か月後には複数社との契約を頂く結果となりました。
【仕出し弁当業B社の事例】
お弁当事業以外にも食堂委託業務も行っている企業で、保育園や介護施設のお客様も多く、細かな配慮やクライアントの要望に柔軟に対応することが持ち味の企業でした。
今回は新しい土地でお弁当事業をスタートするにあたって、弊社の営業代行サービスを活用して頂くことになりました。
この会社は食堂委託業務で生まれた強みを、お弁当の営業活動で上手くアピールが出来ておらず苦戦している現状がありました。
そこで、既存のお客様よりアンケートを取り人気だったおかずのサンプルを持っていくというアプローチをしたところ、次々と商談が上手くいくようになり、新たな地域でも一定数の契約を頂くことに成功しました。
仕出し弁当業の営業代行成功事例としてA社、B社の事例を紹介させていただきました。この両社に共通する課題として、新規開拓営業に掛ける時間を自社だけでは割くことが出来ていないことが挙げられました。
しかし、営業代行サービスを活用することで、新規開拓営業に掛ける労力と時間を削減できるようになり、効率的な営業スタイルを確立できたことで成果へと結びつけることができました。
まとめ
今回は仕出し弁当業の会社が営業代行を上手く活用する方法について紹介しました。
弁当業界の新規開拓営業は決して簡単なことではありませんが、世の中のニーズに応えたサービスを取り入れたり、自社の本当の強みを活かしたサービスをアピールすることで、新しい顧客を獲得することは可能です。
今後営業代行サービスを検討される方、今活用をしているが、なかなか結果が出ずに苦戦している企業様へ少しでもご参考となればと思います。
自社の強みが分からないといった方は、当社の営業コンサルタントがヒアリングさせていただき、貴社の強みの分析を実施することも可能ですので、是非一度お問い合わせ下さい。