近年、会社員を辞めて独立するフリーランスや、副業のためにフリーランスで活動する営業マンが急増しています。
その背景として、会社員では営業インセンティブが少なく、売っても売れなくても給与はさほど変わらない企業が多いことが挙げられます。
優秀な営業マンは、顧客からの信頼が厚いため、会社としてではなく個人として今後とも付き合いたいと思われています。
独立しても顧客に困らないため、フリーランスの営業マンとなるケースもあります。
しかし実際のところ、フリーランスの営業マンは、稼げるのでしょうか?
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そもそもフリーランスではない営業マンのリアルな年収は?
増加傾向である、フリーランスの営業マン。
独立してフリーランスになる営業マンもいれば、副業として営業マンをするフリーランスもいます。
フリーランスの営業マンは、正社員の営業マンと比較して稼げるのでしょうか?
まずは、比較対象の正社員の営業マンの平均年収をみていきましょう。
日本最大級の転職サイトdodaの調査によると、営業マンの平均年収は442万円。
男性営業マンの平均年収は468万円、女性営業マンの平均年収は378万円でした。
業種別にみていくと、MRや医療機器メーカー系の営業マンは平均年収が500万円を越えと高水準でした。
フリーランスの営業マンのリアルな年収は?
正社員の営業マンのリアルな年収が把握できたところで、フリーランスのリアルな年収はどれほどなのでしょうか?
まず、前提として、フリーランスの営業マンがもらえる報酬形態は、時給制ではなく成果報酬制のことがほとんどです。
フリーランスの営業マンは、成果を出して初めて価値発揮する存在と捉えられているため、成果次第で年収は大きく変わっていきます。
よくあるケースとして、アポ1件獲得につき5万円の報酬形態があります。
仮に、アポ1件5万円×月5件獲得×12か月=300万円となります。
正社員の平均年収と比較してみても、アポ獲得の報酬だけではなかなか稼ぐことはできないと言えます。
フリーランスの営業案件としては、アポ獲得以外にも、成約まで漕ぎ着ける案件や営業戦略立案などもあります。
成約までの案件であれば、成約金額の数%が報酬として手に入り、営業戦略立案などは大きなプロジェクトとなるため数十万円の報酬が得られます。
フリーランスの営業マンといっても、同じ発注先からの仕事請負だけでなく、複数社・複数案件で請負をしないと、正社員の営業マン以上の年収の確保は難しいでしょう。
フリーランスの営業マンが増加傾向にあるものの、年収を上げたいためにフリーランスの営業マンになることは、あまりオススメはできません。
まとめ
今回は、フリーランスの営業マンって正直稼げるの?と題して、リアルな年収を紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
フリーランスの営業マンの年収との違いを理解できたところで、改めてフリーランス営業マンになりたい方はあれこれと将来について考えるキッカケになったのではないでしょうか?
ぜひ、ご自身のキャリアの選択を慎重に行ってみてくださいね。