あなたは社内のWebマネージャー・Web管理者として、あなたの会社の
商品・サービスをWebサイトを活用して収益を得ていくことを目指しています。
Webサイトにテキスト・写真・イラスト等を活用して
御社の商品・サービスが魅力的に見えるよう、様々な工夫をしてアピールを
していることでしょう。
しかし、これは当然のこととなりますが、どんなに魅力的に御社の商品・サービスを
Webサイトに掲載をしたとしても、このWebサイトに訪れる人がいない、
あるいは十分な数を確保できなければ、目標とする収益をあげることは
難しくなります。どんなに素晴らしい商品を置いているお店でも、
お店を訪れる人がいなければ購入をされることはありません。
ここでは、Webサイトへのアクセスを獲得する代表的な方法の
1つである「SEO対策」について、その基本となることから記載していきます。
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1.SEO対策とは何か?
そもそもの話となりますが、「SEO対策」とは何のことでしょうか?この言葉は
以前から存在していますが、現在は言葉だけが1人歩きしている状況も長く、
Webサイトに携わる仕事をしている人でも、正確にかつ十分に理解をしていない
人も多く見受けられます。
今さらの話ともなりますが、SEOとは「Search Engine Optimization」の略で
日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。あなたが制作しているWebサイトが
検索エンジン上で最適に扱われるように、あれやこれやと施策を打つことです。
1-1.「検索エンジン」とは何か?
では、検索エンジンとは何でしょうか?2018年現在の日本においては、
ズバリ検索エンジンとはGoogleのことです。日本では他にYahoo!JAPANや
Gooなどの検索エンジンがありますが、これら日本におけるメジャーな
検索エンジンも裏側の検索システムはほぼGoogleと同様のシステムを活用しています。
よって、SEO対策において念頭に置く検索エンジンはGoogleとなります。
ではGoogleとは何か?という話まで踏み込んでしまうと、
かなりマニアックで専門的な話になりますので、それは他のメディアや書籍に
譲りますが、今やインターネットを使う人であれば誰もが知っていると
言ってもよいあのGoogleのことを念頭においてSEO対策は行われます。
1-2.「最適化」とは何か?
では、「最適化」とは何でしょうか?この「最適化」というものに、
SEO対策に取り組む多くの人が悩み、やきもきし、振り回されています。
「最適化」の1つの目的は、検索エンジンユーザーが
あるキーワードを打って検索をかけた時に、自然検索枠
(広告枠ではない場所)の1番にそのWebサイトやWebページが
表示されることです。
では、1番にならないと最適化されていないのか?というと
現在はそうではないことが多く、実際にはあるキーワードに対して
上位3位~5位以内、もしくは検索のトップページ(上位10位以内)に
入ることを目的にSEO対策をすることも多くあります。
では、Googleの自然検索枠の上位に表示されるとはどういうことでしょうか?
検索順位とはそもそもどのようにしてその優先順位が
つけられているのでしょうか?
それは、検索サービスを提供するGoogleが、そのキーワードを
検索した人に対して、そのアンサー(答え)を得ることができる
Webサイトとして推薦する順番に表示されています。
検索をする人は、何かを知りたい、情報を得たい、疑問を解消したいという
目的を持って検索エンジンに検索ワードを打ち込みます。
Googleは根本的には検索サービスを提供する会社ですので、
そのユーザーに対して最適なWebサイトを推薦できなければ、
ユーザーのGoogleに対する信頼性や満足度が落ちてしまい、
Googleを活用しなくなり、他の検索エンジンのユーザーに変わって
しまう恐れもあります。
これはテレビであれば視聴率が落ちてしまうことと一緒で、
視聴する人、使用する人が少なくなればそのメディアや媒体の価値は
当然落ちてしまいます。ですので、Googleは何としても
検索ワードを打ち込んだユーザーに対して、最適なWebサイトを
推薦しなければいけません。
Webサイトを検索エンジンに対して「最適化」するとは、
ある検索ワードを打ったユーザーに「その検索ワードを打ったあなたには、
このWebサイトがアンサーを得るために最も適していますよ」と
Googleに推薦してもらうようにすることです。そして、ここで1つ
重要なことは、Googleからの推薦をもらうために、あなたはGoogleに
1円のお金も払わないということです。(インターネット広告の
1つである「リスティング広告」とは、Googleにお金を払って上位の推薦を
勝ち取る方法と言うこともできます。)
SEO対策に取り組むすべての人が、このGoogleからの
推薦を得るために、様々なことを考え、色々な施策を打ち、
お互いに見合いながら戦っているのです。
1-3.SEO対策ができると何が良いのか?
では、なぜこのように多くの人が「SEO対策」というものに
一生懸命取り組むのでしょうか?それはSEO対策に成功した時の
メリットはとても大きいものがあるからです。
前述にもありますが、もし自然検索順位で1番を獲得できれば、
それに対してGoogleへの直接的な費用はかかっていないため、
アクセスの獲得ならびにその後の収益獲得に対する
費用対効果が抜群に高くなります。
実際には、SEO対策を行うためにWebサイトを入念に構築したり、
サーバーを高級なものにしたり、SEO対策の専門家にアドバイスを求めたり、
ということに対しての費用はかかっています。しかし、ひとたび
自然検索順位1番の地位を確立したのであれば、日々のインターネット広告の
費用は発生することはなく、数多くのアクセスを優先的に獲得することが
できます。
また、2018年現在ではインターネット広告枠で優先的に表示される
Webサイトよりも、自然検索枠で優先的に表示されるWebサイトの方を
アンサーを得るためのWebサイトとして信頼するという人も多く存在します。
その地位をお金で買ったのではなく努力で勝ち取っている、
ということはそのWebサイトに記載してあることは間違いないはずだ、
という評価です。現在もこれからも、自然検索枠の上位に対する評価は
高まり続けると言われています。このような大きなメリットを得るために、
多くの人がSEO対策に取り組んでいるのです。
1-4.SEO対策の対象の変化 ~検索エンジンからユーザーへ~
ここまでは、SEO対策とは何か?について書いてきました。
そして2018年現在、従来型・古典的なSEO対策に対して
重要な考え方の変化、パラダイムシフトが起きていると
言うことができます。
それは、SEO対策の対象が検索エンジンではなく
検索エンジンのユーザーにシフトしているということです。
SEO対策とは「検索エンジン最適化」です。ですので、
従来型のSEO対策は、いかにしてGoogleに気に入られるようにするか、
ということが至上命題でした。そして、Googleが優先的に推薦する
Webサイトが、ユーザーである人にとっては全く役に立たない、
使いづらいということも数多く起きていたことでした。
しかし現在は、Googleの検索アルゴリズムにもAIなどの
最新技術が惜しみなく投じられ、Googleが推薦するWebサイトと
人が見て良いと感じるWebサイトが限りなく近くなっています。
WebサイトやWebページを使ってみて、役に立つ、
使いやすいと感じるWebサイトをGoogleも優先的に
推薦する確率が高くなり、すなわちSEO対策とは
Googleに気に入られるためではなく、検索エンジンやWebサイトを使う人、
ユーザーのことを考えて、その人にとって使いやすいものに
することを考えることこそがSEO対策なのである、
ということに変化してきています。
Googleに気に入られるようにWebサイトを作る、と言われると
あまりピンとこなかった人も、Webサイトを使った人が
使いやすいように作るのだと言われれば、それは当然のことだと思うのでは
ないでしょうか?検索エンジンの技術の革新により、
人と検索エンジンが感じる「良い」という感覚が融合を始めていて、
それが次項のSEO対策の改善領域にも強く表れています。
2.SEO対策の改善領域
ここからは前項までの考え方も踏まえて、SEO対策における
改善領域を記載していきます。
2-1.そのWebサイトやWebページのタイトルや導入文は適切か?
検索エンジンは膨大なWebサイトやWebページを処理するため、
各ページにタイトル文やそのWebページの説明文をつけさせることにより、
ユーザーに分かりやすいようにWebサイトやWebページの紹介を行います。
書店で本を探そうと思った時に、本をあるカテゴリーで分け、
そしてどのような本なのかの紹介文を掲載することにより、閲覧者が
短時間でストレスなく目的の本にたどり着けるようにしていることと似ています。
具体的には、
- タイトルに検索されたキーワードが入っているか
- 読み手にとって興味を引くタイトルになっているか
- タイトルは32文字以内になっているか
- Meta description(Webページの紹介文)に各ページの要点が適切に記載されているか
- Meta descriptionは120文字以内になっているか
という項目があげられ、1つ1つはとても細かい作業となりますが、
ユーザーのことを考え丁寧にタイトルや紹介文を作成することが大切です。
これは、ブログの記事作成においても同様のことが言えます。
タイトル文であるhタグにキーワードをしっかりと入れる、hタグのあとの
200文字程度以内に、キーワードをしっかりと入れてその文章がどのような
文章であるかを記載する必要があります。
2-2.そのWebサイトは快適に利用できるか?
あなたがある検索ワードでWebサイトを検索し、タイトルや紹介文を見て
求める内容が手に入るものだと期待して、Webサイトをクリックしたとします。
しかし、内容は良さそうなのですがそのWebサイトの表示速度が遅く、
快適に利用ができないWebサイトであると、あなたは満足度を下げてしまい
他のWebサイトを探しにいってしまう可能性が高くなります。
Webサイトを表示する速度は速くしなければいけません。
画像を多く使わない、もし画像を多く使わなければいけないのであれば
1つ1つの画像の大きさは軽くする、サーバーの容量を上げて表示速度を速くするなどの
対策が必要です。
2-3.そのWebサイトは安全に利用できるか?
近年はますますインターネットセキュリティの重要性が高まっています。
そのWebサイトが安全に利用できるのかどうかはSEO対策においても重要な
評価対象となっており、SSL認証のあるWebサイトの方が、SEOにおける
評価が高くなります。
2-4.そのWebサイトは他者から評価・推薦されているか?
あなたがある分野の書籍を探しているとします。書店に探しに行った時に、
そのタイトルや紹介文が適切であるかどうかはとても重要でした。
そして、多くの人がそのことと共に重要な参考材料とするものが、他者の評価や
推薦です。自分と同じ興味や関心があった人がその書籍を読んだ時の
感想や評価は、その人がその書籍を購入するかどうかにおいて大きな影響を及ぼします。
よって、WebサイトやWebページにおいても、他者の評価を多く獲得している
Webサイト、すなわち外部からの被リンクを多く獲得しているWebサイトは
SEO対策においても高い評価を得ることができます。そして、以前はこのことが
SEO対策をサービスとして提供する会社が競って外部リンクを提供することを謡い、
中には実態のないWebサイトからの外部リンクをつけることが大いに問題になりました。
前述のように、現在のSEO対策は、人が使って使いやすいと思う感覚に
急速に近づいていっています。あなたが書籍を探している時に、確かに
他者からの評価や推薦が多いものは1度は目をひくかもしれません。
しかし、その評価が実態のない評価、あるいは自作自演の評価であると知った時、
あなたはその書籍に対する評価を大幅に下げることでしょう。
SEO対策も同様の流れがあります。実態がないと判断された外部リンクは
SEO対策における評価を急速に落とすこととなります。また、
Webサイト同士で相互にリンクを貼り合う(相互リンク)も評価が上がりません。
外部リンクは、あくまでも一方向から自主的に付加されたリンクのみが
SEO対策における評価を上げる対象となっています。
2-5.そのWebサイトからアンサーを得ることができたのか?
閲覧者がそのWebサイトの評価を行う最大のポイントは、
前項までの項目はとても大事ではあるのですが、
最後はそのWebサイトから望むアンサーを得ることができたのか?ということです。
すなわち、
- そのWebサイトをしっかりと見たのか?(直帰率・離脱率)
- どれだけの時間滞在をしたのか?(滞在時間)
- 何ページに渡って閲覧をしたのか?(ページビュー数)
- そのWebサイトから問い合わせをしたのか?(コンバージョン率)
などが評価をする軸としてあげられます。また、複数ページで構成されている
Webサイトであるならば、そのWebサイトの中を移動しやすいように
パンくずリストが設置されているか、関連するWebページへのリンクを誘導する
内部リンクがしっかり設置されているかも評価の対象になります。
3.まとめ
社内のWebマネージャー、Web管理者であるあなたは、
SEO対策のエキスパート・専門家になる必要はありません。現在はSEO対策とは
対Googleの対策から、ユーザーに使いやすいWebサイトを提供すれば
自然と一定の評価を得ることができるようになっていると言ってよい状態です。
SEO対策は非常に重要です。しかし、SEO対策を意識してある施策を
行った時に、望むような成果が短期間で出ることもあまり多くありません。
ライバルのWebサイトが引き続き高い評価を得ている、自社のWebサイトの方が
SEO対策としてはより良い評価を受けていてもおかしくないのに、
実際は低い評価になっている、などということも多くあります。
必要以上にSEO対策に時間と労力を取られることは、非効率な仕事を
数多くやらなければいけなくなることにも繋がります。
先日あるGoogleの関係者の方も言っていました。
「私たちもSEOの仕組みは実際にはよく分からないんですよね・・・」
Googleの関係者の方ですら分からないものに、私たちが必要以上の
時間を取られることはありません。閲覧したユーザーが快適にかつ確実に
目的を果たすことができるWebサイトを構築し続けていけば、
自然とSEOの評価も高くなっていくはずです。