印刷業A社

従来のように自社で印刷機を持ち、印刷物を普通に請け負うようなスタイルでは事業として成り立たない。販促企画や広告制作から行う仕事を受注したいが、どのような営業手法が良いのか有効な策を打ち出すことができていない。

業界のポイント

一般的な印刷業を脱却して広告制作の領域に進出する印刷業が多いが、その領域はその仕事を専門として長く事業を行っている競合が多数存在する。広告制作の中でも営業をする領域を絞らなければ競争力を発揮することができない。

	まずは商品を絞らずに年間で１，０００万円以上の広告予算があると考えられる企業をリストアップしアプローチを行った。
	月に2〜3件商談を行った結果、既存の取引先の広告会社との違いを明確に打ち出すことができなかった。
	当初設定したターゲットの中でも、紙媒体を多く活用する業界にさらにターゲットを絞り、もともとの事業領域である印刷の経験や知識を活かしやすい企業を中心に商談を行った。
	紙媒体の質の向上やコストダウンを積極的に提案することができ、それを強みとして販促企画全体の受注増加に繋がった。